■Occasional ThoughtsのTopへ


ホームページの閉鎖について、そして余談

ホームページ(HP)は安易に閉鎖、
というか抹消すべきではないと、
僕は思うわけです。
就職を機に、とか、引越しを機に、とか、
その他もろもろの理由で
急に閉鎖されてしまう方がいらっしゃいますが、
僕が思うにそれはもったいないです。
もしも僕だったら、
忙しくてたとえ1年に1回しか更新できないとしても、
きっと自身のHPの閉鎖はしないだろう。
ここでの閉鎖というのは、単に更新停止という意味ではなく、
それまで存在していたコンテンツを抹消するなりして、
アクセス不能にしてしまうようなことである。

もちろんそれ(閉鎖すんのはやめようって話)は、
個人のHPに限った話であり、
著名人、たとえばミュージシャンや
小説家、その他もろもろのアーティストさんなどは、
解散や活動終了、あるいは筆を折るなどして
すでに活動していないのに、そのHPを残しておくのは、
あまりよろしくないような気もする。
そういう場合には、
「もう終わりましたよ」的なメッセージなりを
しばらく残した後で、シャッターを下ろすのがベターに思われる。
そしてもしまたHPを持つのなら、
違う枠の中でそれは作られるべきであろう。

話を戻すけれど、HPを閉めるかどうかは、
「忙しいかどうか」に依っているのではなくて、
おそらく「気持ちがあるかどうか」に依っている。
HPにどれだけ気持ちがあるか、である。
たとえ忙しくても、みんな飯は食べるであろう、
だからどんなに忙しくても、たとえば飯を食べる
その時間を利用して、HPを更新することも可能なのである。
もちろん飯タイムに仕事をする方もおられるだろうから、
そういう人は、たとえば寝る間際の15分くらいでも更新可能である。
僕はそんな死ぬほど忙しい状況に見舞われたことがないので、
はっきりとはいえないが、おそらくそんなふうに、
気持ちさえあれば、更新のための時間は、作ろうと思えば作れるはずだ。

だから、「忙しいから、忙しくなるから」とは、
僕にとっては閉鎖の理由としては妥当ではない。
もしも僕ならば、気持ちがなくなったら、更新を止める。
そして更新停止を知らせた上で、コンテンツは残す。
あまり放っておくとスペースによっては消されてしまうこともあるが、
そこはもう気持ちがないのだから、
消されるのを防ぐための更新ですら、できないのであって、
その場合は消されてもしようがない。
あくまで、自分では消さないということだ。

なぜ消さないのかといえば、
そこにあるコンテンツに誰かが価値を見出すかもしれないから。
そこにあるコンテンツとは、自分が作った、書いたコンテンツ。
たとえ自分が更新をせずとも、誰かがそこを訪れる可能性はある。
そしてその誰かがわがコンテンツに触れて、
興味を抱いてくれたとしたら僕はものすごく嬉しい。

そうやって誰かが訪れて何がしかの興味を持つなり、
気持ちが潤うなりするってことは、
ある程度中身があるHPなら、きっとどこででも起こることじゃないですか。
だから、みんな消しちゃわない方が良いと思うんですな。
もったいないから。
※形だけあって中身がないってHPは、誰も訪れないであろうから、
 それは消してしまっても問題ないと思います!

で、ちょっとずれるけど、
僕は小さい図書館みたいなホームページが好き、というか作りたいよね。
「ああアレなんだっけ、あれ知りたいんだけど」みたいなときに
「そうだ、あそこへいけば!」って感じで、
ここに来てくれれば、「ああそうそう、そうだった」って、
そんな気持ちになれるホームページ。
まあ全然できてないからね。そんなえらそうにはしないけど。
でもあんまり他のとこ(主に音楽サイトさん)では
目にしないような情報を載せているつもりではいる。つもりね。
重箱の隅、とは言わないけれど、
重箱自体がちっちゃい、みたいな?そんなイメージが
自分のホームページには、ある。よくわかんないけど。
で、僕のホームページで紹介してる中にも
幸いなことに(本当に幸いだ。いなかったらどうなっていることか)
人気のあるアーティストがいる(まあ○○○○○とかね)。
それ目当てでここに来る人も、少ないけどいるはず。
で、そういう人を、孫引きじゃないけど、
「ちょっとこっちこっち」って感じで脇道にさそって、
小さい重箱を開けさせて、
「ん、このアーティスト知らないけど、どんなんだろ?」
って気持ちにさせられたらナイス。とってもナイス。
そういう気持ちにさせるために、
僕は自身のページの中で、
関連付けられそうなアーティストの場合には、
極力リンクをするように作っている
(たまに面倒でさ、手間を省いちゃうんだけれど)。
だからリンクをたどってね、
少しでも、訪問者の方の視野(世界)が
広がれば嬉しいなあと思っている。
1ヶ月に1人でもいいから、
そういう人をこのページで作れたら、
(それを知る術はないのだけれど)
僕はもう、とても幸せだ。
別にマネージメントとかね、そんなん興味ないしわからんから、
好きなバンドに直接声かけてCD仕入れて売る、とか、
そんなんしないし、できないし、
アッチコッチで推しまくって盛り上げるとか、
地盤固めして、好きなアーティストを集めてライヴを企画するとか、
そんなんもしないけれど、
静かに、密やかに、ニヤリとできたらな、と思う。

2005/10/04
▲このページのTopへ ■Occasional ThoughtsのTopへ



welcome to my world.