MONTHLY RECOMMEND [2002, April] Home

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□Artist(s) … VARIOUS ARTISTS
□Title … SOUND SPIRIT FURY FIRE/SAMPLER NO.3
□Number …
1.steps and numbers[THE APPLESEED CAST] / 2.will the violins be playing?[LAST DAYS OF APRIL]
3.fighting starlight[BENTON FALLS] / 4.leaving ohio[BRANDTSON]
5.leaning in the room[PLANES MISTAKEN FOR STARS] / 6.rocket and jets[SLOWRIDE]
7.a replay[HUNDRED HANDS] / 8.madonna complex[DAVID SINGER] / 9.third rome[SEVEN STORY]
10.hope[RED ANIMAL WAR] / 11.tonight, we'll light ourselves on fire[CROSS MY HEART]
12.coming from the cold[STARMARKET] / 13.fishing the sky[THE APPLESEED CAST]
14.call the kiss[THE WHITE OCTAVE] / 15.off season[FIVE EIGHT] / 16.the cost of living[DAVID SINGER]
17.improbable upside[CAMBER] / 18.love is in the air, and is floating away[THE DEAD RED SEA]
19.oh kay[POP UNKNOWN]

□Comment …
インディーロック、ポスト・パンク、エモコア、そんなバンドたちを数多く擁する米のレーベルDEEP ELMのサンプラー。全19曲入りで約1000円。とにかく最新のパンク/ロックミュージックに興味・関心があるなら格好のカタログとなるでしょう。幻惑的なまったりした曲から青春疾走系の曲、アグレシッヴでハードな曲まで、幅広く楽しめます。

個人的には2曲目のLAST DAYS OF APRILが10点満点。名前だけは知っていたものの、これまでノーマークだったことを悔やみました。少し鼻にかかったような声で切ないメロディを歌い上げます。しかも大々的にストリングスを使用。いきなり視界が開けたような新鮮な感覚を味わいました。その他にも、どこかノスタルジックなTHE APPLESEED CASTやSLOW RIDEなどにはかなり耳を奪われます。とにかくこれで1000円は安い。エモーショナルかつ一癖ある音楽を求めている方は買って損はないはずです。



□Artist(s) … FINCH
□Title … WHAT IT IS TO BURN
□Number …
1.new beginnings / 2.letters to you / 3.post script / 4.grey matter / 5.perfection through silence
6.awake / 7.without you here / 8.stay with me / 9.project mayhem / 10.untitled
11.three simple words / 12.ender / 13.(bonus track)what it is to burn

□Comment …
米のDRIVE-THRUというレーベルに属するバンドです。

主な曲調はハードコア+(いわゆる)エモコアといった感じです。骨太で直線的なギターにパッキリとしたドラムが心地よいです。しかし、割と透き通った声で歌われるメロディにデス声にも近い絶叫シャウトが重なったり、ラップ調のリズムや歌唱法を取り入れるといった、これまでありそうでなかった展開が楽しめます。しかも曲によっては打ち込みを使用して実験的なことをやっていたりと、その音楽性の幅広さには光るものを感じます。太い声で歌っても繊細さを保っているヴォーカルが、このバンドをハードコアとは画しているのかもしれません。

今のところハードコア的な要素が強く、曲によって「この曲はハードコア」、「これはポップなパンク」というように、音楽性がきれいに分かれているように思います。ハードコアの要素に上手く青いメロディを取り入れた1曲目や2曲目のような曲をもっと作れれば、さらにこのバンドは凄いことになりそうな気がします。というか個人的はそういう曲を作って欲しいです。

このCD、13曲入りなのですが、タイトル曲「WHAT IT IS TO BURN」が13曲目にボーナストラックで入っているのは何故なのかが疑問です。何かわけありなのでしょうか。
ちなみにプロデューサーはジミー・イート・ワールドや、日本のハスキング・ビーを手がけたマーク・トロンビーノです。



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