MONTHLY RECOMMEND [2002, June] Home

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□Artist(s) … POLARIS
□Title … TIDE
□Number …
1.minimal / 2.季節( broadcast ) / 3.なみも / 4.6:30am / 5.季節 / 6.ハニー・ムーン
□Comment …
外資系のレコードショップでは結構な売れ行きを見せているようなので、知ってる方も多いと思います。メンバーは元ラブライフの大谷友介(Vo/G)と元フィッシュマンズの柏原譲(B)、それに坂田学(Drs)の3人。この作品は2002年リリースで、オフィシャルでは2ndCDとなっていますが、詳細を調べてみると3枚目に当るようです。1番最初の音源は1000枚限定のものだったらしく、それがどうやらカタログからは外されているようですね。

さてさて、音の方ですが、帯では「ダブポップ」というカテゴライズがなされています。 巷の情報も「フィッシュマンズが〜」みたいな紹介の仕方をしていたんですが、正直僕は実際にCDを聴く前に耳にしていたのがM-2の“季節(bradcast)”だけだったので、「フィッシュマンズ?」という感じでした。だけど全編を聴いてみて納得。とっても緩くて、脳の機能をマヒさせるかのような浮遊テイストはフィッシュマンズに通じると思います。

耳馴染みの良い切ないメロディをそこはかとなく彩る浮遊感のあるミニマルサウンドは、透明で、キラキラしていて、まるで木漏れ日のようです。この手の曲は、何故か僕は夏の暑い日に聴きたくなります。うだるような暑さの中で、エアコンもつけず、窓を開け放して、たまに吹く風がカーテンを揺らすのを眺めながら、ボンヤリ聴く、そんな光景。これからの季節にピッタリ(?)。

> 大谷さんの夢幻な声、アチラの世界に入る寸前に引き戻してくれるような、浮世離れ寸前なところが良いですね。決して突き抜けきってしまっていないところが僕としては好きです。おんなじ世界にいるんだなと、親近感が持てます。ちなみにM-1,3,4はダヴィなインストゥルメンタルで、M-6は細野晴臣さんのカヴァーです。オリジナルは知らないんですが・・・。さらにちなみに、M-3は“みなも”ではなくて“なみも”です。そう表記されてます。



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