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2006.05.20−「BASE BALL BEAR -“GIRL FRIEND” SHOW in 下北沢 CLUB QUE」 Home Set List

“GIRL FRIEDN”SHOWなんて、
なんかドキドキするタイトルじゃないか。

この日は何と言うか、
妙な天気だった。
日中は雲が多いながらも
湿度は高く、太陽は
さりげなくどころではなく自己主張。
すなわち晴れ。
それもかなり暑い、熱い。
夏みたいだ。
一方変わって、上空に垂れこめた分厚い黒い雲は、
午後からいよいよ自己主張。
すなわち雨。
それもかなり強い、激しい。
こりゃあ止まねえんじゃねえの、
なんて、
“雨男”小出佑介の本領発揮なんじゃないの、
なんて、思っていたら、
開場前あたりから、太陽が顔を覗かせ、
下北沢のコマゴマとした町並みを照らし出した。
雨はまだパラついていたけれど、
そして太陽に照らされた雨粒は
まるで輝く滝の流れのようだったけれど、
それもじきに止んでしまった。
すなわち、晴れ。

変な天気だ。

そして“GIRL FRIEDN”SHOWの開幕だ。

*** *** ***

下北沢駅の南口からすぐ、
もうホントすぐの場所にある、
CLUB QUEには初めて行ったのだが、
なんかチッコイな。
地下二階。
彼らBase Ball Bearにはどこか
地下のイメージがつきまとうんだよね。
って彼らのワンマンをシェルターばかりで
観ているからだろうけれど。
でもね、そういう地下的な
っていうか窮屈なイメージが
似合うバンドじゃないと思うんですよ。
Base Ball Bearは。
どっか解放的な、って言うと言い過ぎだけど、
空間的に開けている方が似合うと思いませんか。
そうじゃございませんか?

・・・・・・

おっとそうだ、とにもかくにも、
彼らはメジャーデビューしたのだ。
ミニアルバム「GIRL FRIEND」を以って
(ホントに正確には「バンドBについて」
でデビューなのかもしれないけどね)。
ちなみに「GIRLFRIEND」ではない。
「GIRL FRIEND」だ。
メジャーデビューってことは、
音楽で飯を食っていくわけですよ!
“仕事”ですよ、音楽が。
スゲーなあ。いや立派だ。
だから日記でフロントマンの
小出くんが書いているように、
確かにここが、
このメジャー初のワンマンショウが、
彼らのスタートラインなのかもしれない。
っても見る側の僕には
そんな気負いはなかったのだけれど――

*** *** ***

開演前の会場には、
モーニングウッドなんかが流れていたよ。
日本語の歌も流れていたけど、
誰の歌だか分からなかったよ。
誰の歌だっかは知んないけど〜♪

18:30開場で19:00開演だから、
それほど待たずに来たね、そのときは。
音楽が消え、客電が落ち、
あの曲が流れ始める。
XTC、らしいね(知らんかったけど)。

醒めた濃く青い光に照らされて
シルエットと化したメンバーが登場する。
湯浅くんや関根ちゃんは手を上げて客にアピールだ。
最後に出てきた小出くんは、
髪が短くなっていたー。
眼がバッチリ露出しているという
珍しい事態になっていた。
なーんかいつもと違うのね。
しかも服装が“GIRL FRIEND”の
PVと同じく、白い半袖シャツに
黒いタイを締めている。
だもんだから、なんか
「おめかし」って言葉が似合った。
発表会、みたいな感じで、
図らずも“GIRL FRIEND”SHOWという
どこかキッチュな言葉にマッチしていた。

バンド名を述べた後に、
暗いまま演奏に入る。
と、いきなり
“極彩色イマジネイション”
である。
ここがまた、この時点で僕はね、
なんかゾクリとしましたよ。
いい意味でね。
演奏は相変わらずっていうのもなんだけど
バッチリしているんだけど、
どこかタイトなんですよ、いや間違いなく。
無駄がないっていうか、締まっているっていうか、
とにかく僕の好きな感じなのだ。
ちょい抑えた感じっていうか。
でも熱量は確かに持っていて。
二重の目から鋭い眼光を放ちながら、
眉間にシワをよせ気味で歌う小出くんが
また妙に渋い。ここはクールだった。
若いくせに年食っているみたいな
変な見え方をしてしまった。
そのフェロモン声の出がまた素晴らしくて、
一言一句が耳にスンナリ入ってくるのであった。
タイトな演奏に、いかす声、
おお、こりゃあかつてない
いいショウになるやもしれんぞ!!
なんて僕は身構えたのであるが、
いかんせんこのあと小出くんの
声はやや失速気味になっていくのである。
しかし聞けば、前日あたりに
声が枯れてしまって大変だったようである。
ニンニク注射も打ったとか
(ってかニンニク注射の中身は何だ?)。
それを考えれば見事に「歌いきった」
というべきだろう。
であるからして、
声の出についてアレコレ云うのは、
ナンセンスであるのかもしれない。
でもあのままの調子で行ってたらなあ、
なんて、少し僕は考えてみたりする。

3曲ほど立て続けに演奏してから
“YUME is VISION”
あとなんだっけ?)、
再び挨拶をする小出くん。
チケットの即日ソールドアウトに礼を述べ、
CLUB QUEにこんなに人が入るとは
思わんかったと興奮気味に云い、
また礼を述べる。
変な天気についても、

 「今日は晴れて、雨降って・・・
 また晴れ――晴れさせていただきました!
 ありがとうございますっ」


と礼を述べる(誰にだ?)

 「これからみなさんを連れて行くのは、
 えー、迷宮でございます」


歓声が上がる。
アレっしょ。あの曲でしょ。
俺は持ってないけどね。
ラビリンスへのタイミング”。

さらに小出くんは、

 「迷宮へ――」

と間を置いて、

 「行っちゃえばいいじゃないかっ
 ねえ堀之内くん」


と後ろを向いて、
それが合図となって演奏スタート。
でもこれは、
僕があまり好きでない方の
タイプの曲なんだな、多分・・・・・・。
かたじけない、じゃなくて
申し訳ない。
僕はストレートな方が好きなんだなあ。

あ、そうだ。
今回はお客さんが、賑やかだったね。
メジャーデビューしたから?かな。
それともこれまでの活動で
獲得してきた人気がついに
爆発しつつあるのかな。
開演してからなぜか数分置いて、
一気にステージ前方に向かって
雪崩が起きましたもんね。
ゴワワァアって。
んでもって曲が終わると、
アチラコチラから若い歓声が 飛ぶんだよね。
ヒューヒューって。
若くないのもございますけどね(笑)。
まあ総じて・・・・・・、
なんかねー若いよ。
いやバンドも若いですから
当たり前なんですが。
若い子が聴くバンドなのかなー
いやそんなことねえよなあ、
なんて、若い声が聞こえるたびに、
心の隅の隅で自問自答している
自分がいたりしておりました。
結局、聴きたいから聴くんだけど!

このあとも曲順はさっぱり
覚えちょらんのですが、
うろ覚えな流れで書きましょか?
いやそれともまずは演奏されたと思しき
曲を列挙しますか?
こんな感じですか――

極彩色イマジネーション”、“YUME is VISION”、
空飛願望”、“ラビリンスへのタイミング”、
メタモルフォーゼ真っ最中”、“Black Sea”、
ドッペルゲンガーグラデュエーション”、
サテライト・タウンにて”、“aimai memories”、
CRAZY FOR YOUの季節”、“夕方ジェネレーション”、
SAYONARA-NOSTALGIA”、“つよがり少女”、
4D界隈”、“GIRL FRIEND”、“ELECTRIC SUMMER”、
BOY MEETS GIRL”。

あ、そうだ、俺の好きな“CITY DANCE”は
やってくれなかった・・・ガックリ。

彼らの曲って何となーく、
まだ僕の中では弁別というか区別
できてなくてですね・・・、
カラーが似通った曲は
すぐに頭の中でごっちゃになる。
特に初期の頃の曲はね。
その点「GIRL FRIEND」は
明らかに一皮むけてますよ。
この作品を聴いて、
僕の彼らに対するイメージは、
立方体から、球体へと変わった。
「キューブ」から「スフィア」へと。
さながらヴィンチェンゾ・ナタリから
マイクル・クライトンへと・・・(関係ねえ!)。
あるいは、立方体から球体へと
変化する過程のような、
モーフィングしているような、
流線型のイメージへと変わったのである。
つまりイメージが丸くなった。
角が取れた。幅が広がった。
メロディはどれも際立ってるし、
リズムも様々だし、
浮かんでくる情景も
「春」というところでは一致しているけれど、
それぞれにまた異なっている。
やっぱりこういう個性的?
っていうか粒より?
っていうか・・・いい言葉が見つからないんだけど、
これまでになかったような楽曲を
ドンドン演奏してくれると、
ショウにもメリハリがつくはずだ。
だから・・・ってわけじゃないけど、
CITY DANCE”、やって欲しかった
(まだ言ってるよ俺は)。

aimai memories”を
演奏する前に、小出くんはチラリと
過去を振り返ってみたりしたみたいだ。
バンドのヒストリーというか、
誰といつ知り合って、どんな経緯で
バンドになっていったかということまで
話していた。そして――

 「ホント、メジャーデビューしましたけど、
 いろいろ、ありました、あったんですよ。ええ。
 ってこういう話は解散するときに
 言うんでしょうけど。
 ホントいろいろあったんですよぉ。
 楽しかったこと、苦しかったこと、
 ときには涙したことも――」


と芝居くさく言いかけて、

 「あ!」

と大きな声を出す小出くん。

 「このバンドで泣いてないのオレだけだ!」

ってなんだソレ(笑)。

 「やったっっ」

ってガッツポーズせんばかりに喜ぶ小出氏。
ニヤニヤしながらチューニングを始め、

 「なんだなあ三人とも・・・
 ショッボイなあ・・・すぐ泣くんだから・・・」


そして誰がどんな場面で泣いたのか、
代表的な例としてドラムの堀之内くんの話をし出す、
コイちゃんこと小出くんであった。
堀之内くんは、「え、今しなくてもよくない?」
的なキョトン笑いである。

 「アレは・・・・・・
 ケンカしたんだっけ? 何かで」


と構わず話す小出くん。

 「んで、堀くんが、
 『ゴメンね、ゴメンねぇ、
 俺、コイちゃんとバンドできてさ、
 ホントに、アレ? アレ・・・
 俺なんで、なんで泣いてるんだろう』

 ってことがあったんですよ!」


と芝居を交えて暴露話である。
場内爆笑であるが、堀くん、熱い男じゃないか。
ってそんなことはきっと誰よりも
小出くんが分かっていることなんだろう。

 「まあそんなことがあってですね、
 でも細かいことはドンドン忘れていくわけですよ、
 曖昧になっていくわけですよ、
 記憶がね、曖昧に――
 えー、というわけでね、ええ、ハイ」


と尻すぼみな導入部を経て、
aimai memories”。
しかしこんなこっ恥ずかしい話をしちゃうあたり、
やっぱりこのワンマンショウには
何かそうさせてしまうだけのモノが
あったんだろうなあ。などと思う。
単に面白いからしただけなのか(笑)。

あーそうだ、順番ごっちゃだけど、
空飛願望”でね、なんか男の声で
コーラスが聴こえるなあ、
録音したやつ被せてるのかななんて
思ったら、さにあらず、
堀之内くんがコーラスしてた!
アレ前はしてなかったような・・・
いつからやり始めたのかしらん。
でも絶対あった方がいいすよ。
「オ」ってなるもん耳が。
気持ちいいし聴いていて。
もっとガンガンコーラス希望です。
もちろん関根ちゃんにもだけど。
今回はイマイチ声が聞こえんかったけん。
関根ちゃん、コラムでは歌に自信がない、
みたいなことを書いていたけれど、
ぜんぜん大丈夫だ!!
歌ってゴーだ!!
そして彼女はなぜか女の子になっていた。
といっても丸くなったんじゃなくて、
その逆に、ほっそりした印象をうけたな。
女の子の「変わる年頃」なのかもしれない。
つまり、可愛くなっていらっしゃいました。
モヘ。

そう、そしてギタリスト湯浅将平氏であるが、
だいぶ伸びた髪を後ろで束ねて、
すっかりロン毛も板についていた。
今回のショウはカメラ(つってもハンディよ)が
撮影してたんだけど、
湯浅くん、たまにそのカメラにガンガンに
ギターをつきつけて演奏してました(笑)。
やりすぎですよってくらいに(笑)。
相変わらず一言も発しないしね
(唯一アンコールで、
「コイちゃんは?」という関根ちゃんの問いに、
「まだ」と応えたところくらいだよ、喋ったのは)
途中で髪がほどけて、ワカメか昆布を頭に
巻きつけた人がヘッドバンギングしてるみたいな
状態になってましたが、アレはアレでかっこいい(笑)。
相変わらずポーカーフェイスに反して
熱いギタープレイを見せてくれていたが、
ホントさーヌボーッとしてらっしゃるから、
大丈夫かしら意識トんでないかしら?
ってたまに真面目に心配になるんだよね。
ぜんぜんそんな事態にはなっていないんだけど。

そういや“Black Sea”、割と前半で演奏されたけど、
けっこうリズムが独特じゃないですか、
これをね、バッチリ演奏してらしたから、
なんか当たり前にやっちゃってるけれど、
あの独特な間とかね、
小出くんの歌詞を発する際の間の取り方
(一瞬歌詞を忘れたのかと思わせるくらいに
微妙に、ホントに微妙に長く間を取るのだ)
とか、きちんとライヴ仕様になってて、
やっぱ演奏力スゲーなあと思いました。
この4人じゃなければ、って部分は
かなり大きいんだろうなあって、
あのゴム鞠みたいなリズムに身体を委ねながら、
そんなことを考えていた。僕は。

この日の小出くんは回顧気味、
別の言い方をすれば限定的に思い出主義者に
なっているようで、
高校二年生のときにつきあっていた
彼女の(というかそれに関わる)話をしだした。

 「別れてから数年後に、
 ヒドイ目に遭わされまして――
 何かってのはちょっと笑えなくて
 洒落にならないので言えないんですけれど、
 まあそんときの、付き合ってるときのね、
 ことを綴った曲があるんですけれど、
 演奏するたびに、そのときを思い出してですね、
 こう、気が重くなるんですけれども、
 あー変わっちゃったなあ普通じゃなくなっちゃったなあ
 ――あ、なんで普通じゃないかは言えないんだけど(笑)、
 そんな気持ちになってね」

そしてふと、ネクタイをつまんで、

 「今日ね、これ忘れたんですよ家に。
 で、リハ終わってから取りに戻ったんですよ。
 したらスゲー雨で。
 あーこりゃ参ったなあつって、
 参ったなあつって、参ったなあつって、
 参ったなあつって
(何故か何回も言うんだよ:笑)、
 で、取って戻るときに、今度は晴れてきて、
 そんときの夕空がですね、
 彼女と見た夕空に似ててね――
 あーもう切ねえなあ・・・・・」

と珍しく表情を崩して、
眉を寄せて、目を閉じる小出くんであった。
このあとは堀之内くんのスペシャルなカウント、

 「ジェジェジェジェジェッ
 ジェネッレーショーーン!!」

に続いて“夕方ジェネレーション”である。
たぶんこの曲だろう、中盤、

 「ギター、オレェェェ!!」

という叫びに続いて、
小出くんは自分でギターをかきむしっていた。
他の曲では「ギター、湯浅将平っっ」なんだけれど。

あとそうね、本編最後の曲は
満を持しての“GIRL FRIEND”だった。
次の曲で最後だと言ったときのフロアの
「エー」という失意の声が「食い気味」でないことに
いじける小出くん――

 「そこはさぁ普通食い気味にくるんじゃないのぉ?
 いいよいいよ、どうせさあ・・・・・・ハァァ」


なんて言ったあとにさ、

 「次で最後の曲です!!」

って改めて言うから、フロアは割と食い気味で
「エー!!?」って言ってましたよ・・・(笑)。

そこで待ってましたとばかりに
「いい知らせ」をお伝えする小出くん。
それは次回のワンマンの告知であった。
たぶん小出くんは
こういうの言いたくない感じなのかな?
自分で言うとなんか
宣伝みたいでかっこ悪く感じるのかな?
妙にもったいぶるんだよね。
次回のワンマン、
場所は渋谷・・・クアトロであった。
フロアから歓声があがる。
僕にはそのステータスがまるで分からんが、
要するにアレ? 若手の登竜門みたいな感じ?
そんなの気にするない。雑音に惑わされるな。
しかし、「オメデトウ」であることに変わりはない。
日にちは11月18日(土)。

 「あ、空いてる!」

って声がフロアから上がると
会場と共に小出くんも笑っていた。
そして、小さく頷きながら

 「みんな空けろっ」

と言い放つ小出くん。
しかもアレだよこの日は
物販でそのチケットを売りやんの!
はえー。買ってる人もいたけれど、
僕は買わずじまい、
先行予約もせずじまい、
なんでかって? なんでだろ?
まー、一般発売で取れなきゃそれまでだ。

このあと小出くんは、堀くんを向いて、

 「“アレ”はまだ言えないんだっけ?
 “アレ”。 “アレ”は?」


とやけに意味深に言う。
堀くんが肯定するので、小出くんは

 「えー“アレ”はね、
 まだ言えないんですけれど、
 いずれホームページの方で
 発表されると思いますんで――」

と、フロアから、

 「言っちゃえ言っちゃえ」

 「だいじょぶだいじょぶ」

なんて声が(笑)。
小出くんは失笑して

 「ホントね、事務所に潰されるぞ!」

って言い放つ(笑)。
僕も思ってたんだけど、
この日のフロアから来る声がどうも
上からでも下からでもなく、
フラットな、対等な位置関係を思わせるもの
が多くって、小出くんも、

 「ね、すごいっすね、
 タメ口で・・・(笑)。
 もう、すごい、いい感じですよ。
 この関係性、最高っすよ」


なんて言ってたけど、ホントですかー。
僕はね、正直あんまり好きじゃない。
“そういう”感じは。
だからね、もう何者も畏れ入るしかないような、
グウの音も出なくなるような、
そんなショウをしちゃってくださいよ、
これからのショウで。
それがカッコいいと思うな。
と思ったのだが、
小出くんの日記を見れば、この日は
小出くんおよび彼の(最近の)友人たちで
構成された「渋谷会」のメンバーが
観覧に来ていたようで・・・(笑)。
その構成員がもしかしたら
盛り上げ役になっていたのかもしれぬ。
ちなみに「渋谷会」からは花も届いていた。
あ、日記絡みでもうひとつ言うとね、
曲の途中で明らかに小出くんの顔が
砕けていた、つまり笑ってた箇所があってね、
日記の内容と照らし合わせると、それはどうも
CRAZY FOR YOUの季節”なのかな、
小出くん笑ってたんだよ!
歌いながら! ごく短い間だけど。
「なに笑ってんだこの人」って思ったんだけど、
その裏には、あんな事実があったのだなー。
詳しくは「小出日記」参照なり。

「すべての女の子と1人の女の子」
に捧げられた“GIRL FRIEND”、
これが最終曲とは言いつつも、
やはりアンコールはあるようで、
メンバーがはけた後の拍手&手拍子に応えて、
関根ちゃんと堀之内くんの登場。
2人とも物販で販売中の、“GIRL FRIEND”、
および“BOY FRIEND”Tシャツ着用。
そして、
関根ちゃんの物販宣伝および好きなパンの話(笑)
があった後で、小出くんが登場し、
再びメンバーの話をし始める。
「とにかく僕以外の3人がおかしい!」と。

湯浅くんが穿いている穴あきジーンズ、
ヒザのところがバックリ空いているのだが、
どうやら演奏中にそこから下をビリリリリィと破く、
という取り決めがあったようなのだが、
それを湯浅くんはしていない、
それについて「なんなのお?」と
責めてみる小出くん(笑)。
さらに、破れたヒザ小僧を見たいというフロアの声に、
湯浅くんは足を上げるが、
上げ方が低く、いまいち見えない。
すると小出くんは、

 「やる気を見せろっ」

そして、

 「生きることにやる気を出せ、お前は」

と湯浅くんを叱咤でござる(笑)。
ちなみに、バックリ破れてましたよ、
湯浅くんのジーンズ・・・ええ。
僕もあのくらいの持ってるけどね。

次の関根ちゃんの話は・・・まあいいか、
小出くんの日記、あるいは
スペースシャワーTVのモバイルサイト内で
展開中の関根ちゃんのコラムでも
読める話でございますから。
関根ちゃんが年をとるごとに
パープリン(=バカ)になっているという話だ(笑)。

トリは堀之内くんの話であった。
今回のショウに合わせて彼は、
バスドラムの表面をピンク色にし、
そこに黒テープでもって、
「GIRL FRIEND」のジャケットにもある
あのタワーというか図形を書いていたのであるが、
その色使いがもうとんでもなくナンセンスだと、
「バッドデザイン大賞」だと小出くんは言う(笑)。
ドラム自体が水色なのに、太鼓部分はピンクだし、

 「なんか・・・スイカ、
 ドラムがスイカ切ったみたいになっててさあ
 わけわかんないし」

ってことで、おかしいのだと言う(笑)。
いやーでも凄くね?
自分であのマーク作って貼るのって?
でも小出くん、きっと愛を込めて
メンバーについての色んな話をしているのであろう。
愛を込めずにこんな話をする人が、
バンドを引っ張ってこれるはずがない。

さてアンコールは6月発表の
新曲“ELECTRIC SUMMER”と、
おなじみ“BOY MEETS GIRL”であった。
ELECTRIC SUMMER”は
以前に一回だけ聴いたが、
うん、やっぱりファンクっぽいリズムだな。
今年の夏の「波乗りジョニー」は
「ELECTRIC SUMMER」だと
小出くんは言っていたが果たして・・・?(笑)

最後の最後の“BOY MEETS GIRL”は、
やっぱりきっとノドの調子のせいなんだろう、
前回より迫力が、迫るものが少し弱かった。
・・・・・・。
うーんでも演奏曲数もだいぶ増えているし、
体調あんまりよくない中での
演奏と歌唱ってだけで大変だったと思います。
ホント、お疲れ様でした。
新曲、というか最新の曲もばっちり聴けたし、
「今のベースボールベアー」を
確かに感じられたと思っております。
(と、堀之内くんの日記に回答する 形でまとめてみたりする:笑)。

CITY DANCE”は
聴きたかったけれど・・・(笑)。

ああっっと、
“アレ”ってなんだろね?
アルバムかな? なんだろな。
まー果報は寝て待て。
ってことで寝るかっ!!



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
- SET LIST -
01.極彩色イマジネーション
02.YUME is VISION
03.メタモルフォーゼ真っ最中
04.ラビリンスへのタイミング
05.空飛願望
06.BLACK SEA
07.SAYONARA-NOSTALGIA
08.aimai memories
09.サテライト・タウンにて
10.つよがり少女
11.4D界隈
12.ドッペルゲンガーグラデュエーション
13.夕方ジェネレーション
14.彼氏彼女の関係
15.CRAZY FOR YOUの季節
16.GIRL FRIEND
(アンコール)
1.ELECTRIC SUMMER
2.BOY MEETS GIRL
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2006/05/23
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welcome to my world.