MATTHEW Home Music Official HP


Title … EVERYBODY DOWN
Number
01.everybody down / 02.open wide / 03.in you car / 04.this time / 05.never / 06.in the wonder
07.streams / 08.the darkest night / 09.where did you go / 10.breathing / 11.you thought
12.overboard

Comment
99年にシカゴで結成されたMATTHEW(マシュ―)。彼らの1stアルバム。2002年リリース。メンバーはBrian Mcsweeney(ブライアン・マックスウィーニー:G/Vo)、Jason Sipe(ジェイソン・サイプ:G)、James Scott(ジェームス・スコット:B)、Matt Sumpter(マット・サンプター:Dr)の4人。作詞作曲はブライアンが中心のようですが、決して1人で行われるわけではなく、一応メンバー全員が関わっているようです。曲によってはブライアンはピアノを弾き、ジェイソンはキーボードも担当しています。ちなみにジェームスはジャケットではヒゲ生やしてます(笑)。

曲の方は、レディオヘッドの名前がちらほらしたり、とある場所ではセミソニックみたいとか言われたり、またとある場所では暗いジェリーフィッシュとか言われたりしています。暗いジェリーフィッシュってちょっと想像できかねますが(笑)。レディオヘッドの名前が出るのは、ブライアンのヴォーカルに依るところが大きいんでしょうか。憂いを帯びた歌声に伸びやかなファルセット。でも憂いを帯びていながらもそんなに湿っぽくないのは曲のせいでしょうかね。一聴するとUKバンドかと思うほどにメランコリーなんですが、どっか乾いてるんですね。不思議な感じです。

曲調は全体的にミドルテンポ。とにかくノリで押しまくるみたいな曲はありませんが、M-1のように「ためて爆発」的な展開による高揚感をもたらしてくれる曲が多々あります。ギター全開+ファルセットによるカタルシス。その他にもギターサウンドにピアノやストリングスを交えた流麗かつ黄昏ムード満点のM-3(僕は大好きです)があったり、ファルセット多用しまくりのドラマチックなM-10があったり、意外に表情豊かな曲が並んでて、聴くほどに味が出てくるアルバムのような気がします。セミソニックは僕は馴染みがないんでなんとも言えませんが、ジェリーフィッシュな感じはしませんでした。

ちなみにプロデューサーはPaul Q. Kolderie(ポール・コルデリー)。僕は知らなかったんですが、レディオヘッドの1st等を手がけた方だそうです。2002年頃からもてはやされまくりの「ロックンロールの原点回帰型的ガレージライクなバンド」には飽き飽きしてる方々に聴いて欲しい感じです(ってそれは僕かな[笑])。でもこのアルバムでもなーんかそんなノリっぽい曲(M-7とか)があったりしてチョットびっくり。*ここで紹介しているのは輸入盤の内容ですが、現在は日本盤が出ております。



■Music ▲このページのTopへ



welcome to my world.