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2007.08.23‐「若若男女サマーツアー'07 in STUDIO COAST」 Home


若若男女サマーツアー'07は楽しかったですよ。ただし、一緒に行った人と、帰り道にひと悶着あって(笑えないけれど笑っておこう)、まったくライヴに関する記憶がダメダメになっているので・・・いつもみたいなあんな感じのレポートは書けない。けれどあの帰り道の僕に罪はあれども、あの素晴らしかったライヴに罪はない。と言うことで、とりあえず、ブログにしごく簡単に感想を述べたのだが、一応こちらにも若干の修正を加えて掲載しておきます。いつもと形態(フォントサイズや改行の仕方等)が違いますが、そこはご愛嬌。
 ということで、場所は新木場Studio Coast―

 □KAT
 この日のオープニングアクトは、日本生まれ海外育ちのハーフな女性シンガーソングライター、KAT。かわいいね。“なごり雪”のカバーで注目されたらしいけれど、その曲、実際演奏しておりました。歌詞も日本語英語が入り混じってて、リズムも大胆に変わってるし、今まで聞いたなごり雪カバーの中でも異色でした。公式HP情報によればこれまでのステージ回数400回以上ということで、盛り上げ方も上手でした。本人もライヴ大好きらしいしね。楽しそうでした。アコギをかき鳴らし、笑顔で歌う姿には、細い身体には似つかわしくないパワーがみなぎってました。

 □シュノーケル
 一番手のシュノーケルは、1番年上らしい、落ち着いた感じが素敵。まあ僕が曲を熟知していないということもあるんだろうけれど、ノリきれなかった感は否めない。でも“天気予報”は好きよ。いい曲ね。ベースのカバさん(香葉山)がロッキンな部分担当だね。ギター・ヴォーカルの西村くんはやっさしそうなオーラガンガン出てて、いいね。多少脱力した感じもあり、シャウトしてもどこか鋭くないのよね。好きな人はたまらんのでしょうな、あの感じ。思っていたよりも、ぜんぜん素敵でした。

 □チャットモンチー
 まさに人気ウナギ上りなモンチーだが、やっぱり女の子からの人気が高い。声援は女の子からのものが圧倒的多数。そして悔しいが、メンバーみんなかわいい(笑)。ハハハ。いやマジで。ハシエリはどうしてもフェアリー感が抜けなくて身近に思えないのだが、ベースのアッコ嬢やドラムのクミコンはすげーいいね(なにがだ)。その辺にいそうで。友達になりたい(変態じゃないぜ:笑)。俺の大好きな“恋の煙”で一気に場内はバーストしたわけだが、事前によそで聞いていた情報から懸念していたような、演奏や歌唱のアラは、僕は感じなかったですね。ふつーにいいじゃないすか。ライヴ感あるじゃない。声も通ってたし。ダイナミックな感じはなかったけれど、ガールなバンドだし、そこは気にならないですね。うーんもっと曲聴きたかったね。

 □BaseBallBear
 いやー久々に観たけど、ドンドンどんどん、上ってますね。人気として正直モンチー(僕はなぜかチャットとは言わない)に抜かれてるかと思ったんですが、トンでもにゃあですな。少なくともライヴでは彼らへの期待は相当熱い。客の、若人たちの圧力がハンパねえ。もっと小さいライヴハウスでしか見たことなかったし、その頃のライヴも観るたびにテンションというかライヴの盛り上がり度がグングン上がっていたので、そろそろリミットじゃないかと勝手に思ってたのだが、それもトンでもにゃあですな。このくらいの会場で観るのは初だったのだが、以前よりもさらに、もうバリバリにライヴバンドなテイストで、まだまだ伸びていきそうな気配。伸びしろたっぷりよ。そしてやっぱ彼らはデカい会場が似合うな(ってまあそんなデカくないが)! まあドームとか目指してるらしいから(笑)、こんな会場で満足してる場合じゃないんだろうけれど。割と最近の曲しかやんなかったけど、やっぱ彼らの曲はライヴ映えする。いや映えさせている、のかもしれないが。汗だくで客を煽りまくる小出くんや、相変わらず踊りまくって、上気した顔でギター弾きまくる湯浅くんや、眼鏡放り投げて笑顔でドラム叩く堀之内くんや、長い髪を首筋に張り付かせながら、アクションしまくる関根ちゃんの、その4人の佇まいが、会場を引っ張っている(今回はワイヤレスでの演奏だったので、みんな動きまくりだった)。ケミストリー。個人的には“CRAZY FOR YOUの季節”のイントロの小出くんシャウトでゴアーッと走り出す、盛り上がる感じや、“祭りのあと”のカオティックな整合感(矛盾してるぜ)が堪らなかったです。いやーやっぱり彼らは素敵なバンドだと思いました。そして"ドラマチック"はいい曲だと思う。

 □アンコール
 ここに関しては、あまり書かない方がいいかしらね。でも楽しかった! 1番楽しかったね、この部分が。そしてやっぱり小出祐介という男のセンスを感じました。このなんていうか、ハズしていながらも、カッコイイっていう。大事なトコは外さないっていう感じかな。彼がいなかったら、このイベントもだいぶ違った印象になっているであろう。それは間違いない。もちろんどの面子が欠けても、この空気は作り出せなかっただろうけれど。なんか出演バンドみんな、ホント仲良さそうで、ちょっぴり学園祭みたいな空気が出来上がっていて、そこはかとなく青春フレイバー。そして僕は笑顔でちょっぴりノスタルジア。バンドさんたちも、お客さんも、みんなひたすら楽しそうだった。この部分はホント他では見られないと思うので、スゲーいい思い出になりました。

 ということで、ここからは全公演終了後に書いていますので、ネタバレはOKでしょう。今年のアンコールと言うか、全バンド演奏終了後の、全バンドによるセッションは、ZOOの「Choo Choo Train」…! ちなみに06年は「今夜はブギーバック」。仕切り隊長・小出くんによる小粋なメンバー紹介(関根ちゃんを素人扱いで紹介したところが流石だったな。「えー1名だけ素人の方が参加してくれております」。)が終了した後に、小出くんが手に持った、なんていうのアレ、お笑い番組とかで、音出すやつあるじゃない、スイッチ押す感じでさ、アレでリズム出してたら、途中からリズムが走り始めてね。いやー初め何なのか曲が分からなかった。しかも楽器を割り振られていない4人がダンス担当っていう(笑)。チャットモンチーのドラムのクミコンが、踊りながら普通にスゲー恥ずかしそうで、可愛らしかったです。キュート。ベースのアッコ嬢は、堀之内氏に同調して、プロレスマスク被って出てきてるしね。ホント学園祭ノリでしたな。会場も大盛り上がりでした。最後はハケ際に、小出くんがハシエリにマイクを向けて、彼女が一言、クルリと会場を振り向いて、「バイバァイ」と一際キュートに言って、手を振って終了…(笑)。

↓ あ、これがマスクマン二人組み。堀之内くんのブログから拝借(ごめんね!)。



 ―つーわけで、月並みな表現ですが、正直、素敵なイベントでした。行って良かった、そう思える! ただ、帰り道にねえ(涙)。


2007/08/24(最終修正日:2007/09/12)
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