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Title … POSITIVE THINKING
Number
01.may define me finally / 02.wait for me / 03.spare / 04.godhand / 05.queen of southmarket
06.scholastic graffiti / 07.someone sleeping in my bed / 08.tday is gone / 09.lifetime / 10.angela

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メンバーは佐野史紀(Vo/G)、山田真一(G/Cho)、渡辺大輔(B/Cho)、星野誠(Drs)の4人。バンド自体は大学の卒業を期に結成されたそうで、これはその結成からわずか1年余りで作成された1stアルバム。2000年にUNDER FLOWER RECORDSよりリリース。

音の方は、まごうことなき「パワーポップ」。ギターがガンガン鳴ってるところにやってくる甘酸っぱいメロディ。光り輝いてます。そして僕が一聴して感じたのは「ちょっとウィーザー」。って言ってもあんなにカゲってませんが。全編英語の歌詞にしても、どちらかというと語呂優先な感じで、そんなに重みを感じませんし。
まあ兎にも角にも完成度はかなり高いと思います。特にメロディセンスは抜群。コンパクトな曲の中で上手く起伏をつけていると思います。若手のインディーズバンドさんにありがちな「独り善がり」な作品にはなってませんし、「聴いてもらってなんぼ」な精神が感じられます。

全10曲で33分という聴きやすさもグッドでしょう。パワーポップ好きな方は是非聴いてみてください。ヴォーカルの佐野さんの歌声がチョット甘い感じなので、その辺で好き嫌いが別れるかもしれませんが。でも、僕はケッコウ好きです。このバンド。



Title … セイリョウカンベットタウン
Number
01.ベットタウン / 02.微妙です / 03.甘い陽 / 04.甲状腺 / 05.僕の失敗学

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知らぬ間に発表されていたマキシシングル。2002年リリース。

冒頭からいきなりアコースティックギターが鳴り響いたので、「どうなってるんだ」とビックリしましたが、これはインストでした。流麗なメロディに混じって鳥の鳴き声やひとびとの足音、自転車の走る音なんかが聴こえ、どうやら「ペットタウン」の日常を描いているよう(違うかな?)。しかし2曲目が始まったらまたビックリ。全編日本語になってる!しかも音が変化してる。前作ではギターが前面に押し出され、その中でPOPなメロディが弾けていたんですが、今作ではギターはあくまで添え物的な感じです。歌が主体になっているように思えます。しかもしかも、佐野さんの歌声も変わった感じがする。この感じは「日本語で歌ってるから」という理由だけではないと思う。前作では甘い声と太い声を微妙に使い分けていたように思うのですが、今作では甘さ一辺倒です。ん〜ちょっと僕は苦手です。この声。前作のM-1やM-4で披露されていた、不意に繰り出されるストレートな声が好きだった僕としては、これは悲しいです。ちなみに、この歌声誰かに似てるなあと思ったら、COIL(日本のですよ)の歌声に似てる気が。まあそんなことはいいんですが。

ここで展開されているサウンドが、「引用が多すぎる」という前作への批判を受けてのものであるならば、これが彼らのオリジナリティになるのでしょうか。というわけで、前作でのパワーポップぶりに比べた今作の煮え切らなさ、「突き抜けきらない爽やかギターポップ」みたいな雰囲気はあまりオススメではないんですが、甘い歌声のギターポップが好きな人はどうぞ。




Title … エンドマークタワー
Number
01.エンドマークタワー / 02.それと同じ / 03.書き割りみたいな僕らの世界 / 04.ピンポイント

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2002年にリリースされた彼らにとっての2ndマキシシングル。

基本的には前シングルと同じ路線にあるサウンドです。が、しかし何となくピシッとした感じがしますね。上のシングルが「軟体動物」だとしたらコッチは「脊椎動物」みたいな(すごい例えだな)。前シングルではギター不足でメロディが甘いので、どこかナヨッとしている印象でしたが、今作では力強いギターと甘いメロディがうまく融合しています。結果的には1stアルバムと1stシングルの中間あたりにいるようなサウンドにも思えます。相も変わらず佐野さんの歌声は甘い感じで、管理人的の勝手な判断によると「いかにもギターポップ」な感じです。僕の中では決して「パワーポップ」ではなくて「ギターポップ」。

収録されてる4曲中でもっとも耳を惹かれるのはM-4ですね。小気味よいギターリフに弾んだリズム、サビ(ピンポイント 僕らのピンポイント 心の ピンポイント 探すよ グッと来るかもねって)の素敵なコーラス、メロディとユニゾンしてるギターソロ・・・ってきたらなんかWeezerのグリーンアルバムを思い出したりもしました。ん〜イイッすね。思わず口ずさんでしまいます。M-3は前シングルにもあったアコースティックな弾き語り。佐野さんの部屋で録音&ミックス作業が行われたみたいです。



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