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2005.12.01−「トルネード竜巻 in 原宿ASTRO HALL」 Home

いやあ、素敵なライヴでした。
真面目な話、いやあホントよかったです。
俺、初めてだったんですけど、
いつもこんなに素晴らしいんですか、彼らのライヴは。

開演の8時をわずかに回った頃、
よく知らない音響バリバリのBGM(低音ききまくり)に乗せて、
曽我淳一さん(key)、坂東マブチさん(Cho)、
(たぶん)御供信弘さん(B)、柿澤龍介さん(Dr)、
フタキ・ダイスケさん(G)が登場。
坂東さんと御供さんはサポート。
上の順番で、ステージに半円形、弧を描くようにスタンバる。
拍手喝采。口笛がとぶ。会場いい雰囲気だ。
曽我さんがいじるキーボードから鳴らされはじめたイントロは、
最新アルバム『ふれるときこえ』の1曲目“バタフライ”
そこにスタタッシュワワッとした柿澤さんのドラムが重なる。
ここで自分がシンセ音のエフェクトが好きだと気づく。
ズレると多分ガタガタになるんだろうけど、
ガッツリはまるとスンゴイ気持ちいい。
そしてそのイントロに乗せて登場したのが名嘉真祈子さん(Vo)、
肩口に花を模したようなアクセントを付けた、
紺のワンピース?みたいな服の下に黒いタイツである。
足元は紫のコンバース?(茶色だったら俺と一緒だった)。
一緒に観に行った人は服を見て手作りっぽいと言っていたが、
果たしてどうなんでしょうか、手作り?
そんなヴォーカル真祈子さんは弧の中心に立って深く礼。
そして音に包まれたまま、
足元からリップクリームを取り上げ素早く塗る。
少し照れたような笑いを浮かべてらっしゃたが、
アレは満杯のお客さんを見てのことだろうか。
写真で見るよりも、もっと近しい雰囲気の人だった。
綺麗系とも可愛い系とも取れる、端正なルックス。
ちょっとばかしダルそうなところが、また今風。
曲冒頭のつぶやきをすべく声を出し、またはにかむ、
緊張でしょうか、胸元に手を当てるが、
出だしでは、あの伸びやかな声をスーッと出してくれた。
と、そこでオオと思う。音のバランスが素敵。
声が埋もれない。だけど各楽器の音が立っている。
トルネードの楽曲は確かに手が込んでらっしゃるのかも
しれないけれど、しかし歌が中心にあるから、
どえらい聴きやすいと思うんですよ。
それがライヴにおいても再現されているような、
そんなイメージを受けた。
あくまで楽器はメロディの引き立て役のような、
添え物のような、ステージ上の楽器の配置そのままに、
ヴォーカル以外のみなさんが音を出すことで、
真祈子さんが泳ぐ場所を作っているような、
そんなイメージだった。
そしてその中を動き、泳ぐのが、
真祈子さんの声であり、身体である。
ガッハー(意味不明)。

2曲目は僕の大好きな“パークサイドは夢の中”
いい曲だあ。もうそれしか言えん。
歌詞も大好き。僕が彼らのファンになれると、
そう思えたのは、この楽曲からだから。
だから僕にとってはすごく重要な曲。
何回聴いても飽きない・・・っていうと
言い過ぎかもしれないけれど、相当聴いても飽きない。
サビで入ってくるコーラスが、
一気に会場の「声」を分厚くし、僕の心を揺さぶってやまない。
ああ、もう僕は早くも2曲目でいいライヴだと思いましたよ(笑)。
曽我さんも、もっとクールな人かと思いきや、
ニコニコ顔でキーボード弾いてるしね、あったかい雰囲気の方でした。
僕の中で誰かとイメージが被るんだけど、誰だか思い出せない。
飯野賢治さん?いや違うかな。まあいいか。
ちなみに曽我さんもコンバース。
グレイっぽいジーンズに、
いろんな色のボタン(黄とか緑とか灰?)が
ついたシャツを着てらした。何気にお洒落テイスト。
そして3曲目は“恋に言葉”
僕は持っていないんだけど、でもコレは知っている。
ゴリゴリギターが炸裂するアグレッシヴな曲。
僕の中では「トルネードっぽい曲」という位置にある。

このあと曽我さんが喋りだす。
トルネードのブレーンは言う間でもなく曽我さんだけど、
バンドのブレーンって喋らない人ってイメージが僕にはあって、
曽我さんもそうかなあなんて思ってたんだけど、
全然ガンガンに前に出て引っぱる方ですね。
対外的な部分においても、バンドの核であるようで、
なんていうか、「器用」な人だなあって思います。
曽我さんは、
「トルネードはライヴでは楽曲を
ゴリゴリなアレンジにして演奏することが多いから、
曲がよく分からないってお叱りの言葉を受けまして(笑)、
今日はちょっと原曲そのままのアレンジでいこうかなあ
って思います」
と言い、
そのあと、初期の楽曲から3曲を披露。
この前後、曽我さんが「ワンマンは、1年ぶりくらいかな?」
と真祈子さんに問うと、「そうっすね・・・」と真祈子さん。
そのあとには胸を押さえて「すいません・・・ゲップが・・・」って真祈子さん。
そうかあ、コレは意外に砕けた人なんだなあとココで気づく俺。
ゲップの際には、曽我さんから
「先生?先生?しっかりしてくださいよ」ってツッコまれてましたね。
曽我さんは何かお父さんみたいな雰囲気です。
ちょっと恰幅がよろしくて、ニコニコ笑顔で、
でもきちんと見るところは見てて、
注意すべきところはやんわり注意する。バンド内のお父さんだ。

このあと確か1曲(“あなたのこと”?)を挟んで、
“サンデイ”が演奏されるが、これが痺れた。
性急なリズムとメロディが会場の(というか僕の)
体内温度をグングン上げていく。
静と動のコントラスト。緊張と爆発。
これはライヴで映える曲だなあと思った。
アウトロで鳴らされる、
キーボード、ドラム、ベース、ギターのカオスも圧巻。長い。
そしてその長いアウトロの合間に真祈子さんが姿を消す。
次の曲が始まると、曽我さんが立って、
妙に高いシンセ音をピャーと鳴らし始める。何じゃ?
と思ったら、着替えた真祈子さんが
星のついたステッキ持って、出てきてる――
腰回りに赤い玉を配した、同じく赤いモファッとしたスカートに、
ヒモ状の飾りがついた黒いシャツ。
これまた手作りっぽいとは、一緒に行った人の言。
と、真祈子さんの後ろから誰かが飛び出した!
誰か――白い長ランを腕まくりして、
目の周囲に銀ラメを塗った長髪。
そうロマンポルシェ。から、掟ポルシェの登場だ!
フンガー。
生で初めて見た。軽く驚愕。
『ふれるときこえ』収録の“おなじあなのムジアナ”
ゲストヴォーカルとして参加している彼ですが、
まさかトルネードのライヴに出るとは・・・!
ロマンポルシェ。の曲(タイトルは失念)を、
真祈子さんとデュエットおよびダンスでカヴァーする。
ハッハッハッ。一瞬で現場の空気変わったね(笑)。
スゴイわ。あんなカッコなのに、楽曲は
ピコピコテクノポップ風っていう(笑)。
このあと、ポルシェ独壇場。
真祈子さんが今カヴァーした曲を説明すると、
「まあ42枚くらいしか売れてないけどね」とさっそく自虐。
「42枚ですか?」と言われると、
「そう、親戚が42人くらいだからね」
「42・・・ってまた微妙な数・・・」って真祈子さん。
シレッとした毒舌に会場爆笑。
このあとも数分自虐
「あーあ、来ちゃったよとか思ってるでしょみんな?」)して、
ポルシェ氏は、まったく音楽的に関連のない
トルネード竜巻のレコーディングに、
自身が呼ばれたときの動揺を物語るが、

 「コバイヤ語で歌ってくれとか言われるかと思うじゃん?」

って言うと、真祈子さんは

 「コバイヤ語ってなんですか?」

と返す。

 「あれだよ、○○のマグマっていうバンドがだな、
 まあここにいる人の85%の人は紙ジャケットで買ってると思うけどな」


ってもう分からないですよ話が!俺には(笑)。
走りすぎや。さすがポルシェ。
爆走するポルシェ氏から逃げるように、

 「あ、水飲んでいいですか」

って真祈子さんが言うと(会場笑い)、

 「ヴォーカリストはノド乾くよ、うん。お湯飲む? 温めようか? 
 あ、よだれ飲む、よだれ? 溜めようか?」


って執拗な追い込み(笑)。
挙句の果てには

 「ノド乾きません?」

と聞かれて、

 「俺は・・・どっちかって言うと、濡れやすいからね」

と返す。一瞬のち、

 「あ、下ネタ駄目だっけ!?」。

わざとらしいなあ(笑)。

 「これから世界に羽ばたこうとしているってときにさ、
 ここで下ネタを受けたばっかりに、道を外れることになるとか、あるよ。
 今この場がね、道を外れる第1歩だと思う(笑)」


とか、また自虐(笑)。走りすぎですよ!
「絡みにくさ度」マックスじゃないですか(笑)。
ようやく真祈子さんが、

 「じゃあ、次の曲もお願いしますよぉ」

って言ったら、

 「え、次の曲? あ、もう帰っていいって?」

ってなんだそのレスポンス(笑)。
で、ようやく、ホントにようやく、“おなじあなのムジアナ”に突入。
ポルシェ氏、メンバー1人ひとりを指差し確認するようにして、歌に突入、
そのあと雄雄しい声をたっぷり披露して、ベーシストとがっつり対峙、
ベースの方は表情変えずにポルシェ氏を見つめ返し、
ブリブリ弾いてたなあ、なんか変な光景だった。
しかしこの曲はリズムが大分速いんですよね、ドラムンベースみたいな。
ブレイクもばっちり入ってるんだけど、コレかっこよかったな、
ベースの御供さんが、ブレイクのとこで、
ニワトリみたいに首をパッってこっち向けるの。
ドラムとベースのガッツリ感がたまらん。素敵。
ちなみにキャップを被って眼鏡をかけたベースの御供さん、
誰かに似てると思ったらチュ―ヤン?
いやお笑いコンビのパンクブーブーの、ツッコミ担当の人を
もっと男前にしたような、そんなイメージが(失礼・・・じゃないですよね:笑)。
曽我さんからは「僕は彼以上のベーシストを知らない」
最高級の賛辞を送られていました。カッコいいじゃないのー。
そしてモッサアと髭を生やした熊のような柿澤さんは、
もう裏方に徹するタイプのドラマーさんみたいで、
ほんと全然前に出ないけど、しっかりきっちり仕事なさってて、
それはまるで「縁の下の力持ち」。カッコいいなあって思います。

嵐のようなポルシェ独壇場が終わると、
次に確か“スタンドアップ”ともう1曲。
“スタンドアップ”、原曲では
「昔の偉い人の言葉を繰り返し聞かされては、畏れ入ってみる」
という言葉に対する曽我さんの語りが
「結局ねホトトギスなの人生は。なんでもそう」
というものなのだが、ここでは、
「まあ、人によるよね」に変更されていた。会場笑い。
トルネードのファンは、やっぱりこういう細かいとこが
大好きな人たちなんだなあって思った。僕も好きだけど。

そしてこのあと再びゲスト!
オン・ボタン・ダウンのアチコさんを2人目のコーラスに迎える。
アチコさんは、ロックファンや、このHPを読んでくれる人には、
アートスクールの木下くん他と組んでいるKARENのヴォーカリスト、
と言った方が通りがいいかもしれない。
小柄でショートカットで目鼻立ちのクッキリした
笑顔の似合う、どこか暖かい雰囲気の方だった。
アチコさんを迎えて、曽我さん語りだす、
音楽サイト「Listen Japan」において、
「初めて人のために曲を作った」そうだ。
一般の方?と話をされて、それを基にして曲を作ったと。
件のサイト上で一部公開されているその曲を、
今日はちょっとやってみたいなと、そんな話。
キーボーディストは人のために曲を作りにくい
と笑い話にして嘆いておられた――

 「ギタリストはね、絶対1回くらい、女の子くどくときに、
 ギターを使って、曲を作ってるはずなんだ。
 ぜえーったいやってるよ。
 (肩をすくめて恥ずかしそうに)
 『じゃ、今日は、美穂(仮)のために曲作ってきたんで、
 聞いてくださいっ、“ONE WAY LOVE”』みたいな
(場内爆笑)

ってフタキさんを責めたが、フタキさんは、
「いや、ないですよ。ないです」
ってめっちゃ小さい声で(笑)。
それでもさらに曽我さんは、

 「ギターはね、電気なくても、音出るけど、
 キーボードはね、電気がないとガラクタだからね。
 女の子に曲聞かせようと思っても、
 『あ、コンセントある?』みたいな。
 『タップは?タップ?』みたいな。
 そんなんだから、僕は人に曲を作ったことはないんだけど」


と言っておられた(笑)。面白い人だなあ。
そして「この曲では全員歌いますから」と言って、
フタキさんを指して、
「あのパイナップルみたいなヤツも歌うんで」って(笑)。
(※補足しておくと、ストライプのシャツを着て
グレイっぽいジーンズを履いたフタキさん、もうね、
“ブロッコリーが爆発したみたい”な頭なんですよ)
したら真祈子さんが、

 「やぁばいっすよねアレ、フフッ」

って小声で毒舌。
場内爆笑。
すかさずお父さん:曽我さんが、

  「真祈ちゃん?真祈ちゃん? 駄目だよ、ホラ、
 今からね、徐々に静かになってって、いい感じで
 曲入るとこだからね、そっち興味持っちゃ駄目でしょ?
 駄目だよ」


ってやんわりツッコミ。
これがもう「ネタですか」ってくらいに、きれいに決まる。
そして会場が改めて静まると、“LOG”という件の曲が始まる。
しっとりとした出だしから、ゆるやかなメロディが流れ出し、
全員コーラスの荘厳なラストを迎えるこの楽曲。
いやあ、包まれました。大きな波が押し寄せました。
歌詞も、ウェブ上の日記を題材にしているらしくて、興味深い。
「私は今日も言葉を綴り、私は言葉に○○」みたいな。
いい曲だと思います。機会があればリリースして欲しいなあ。

このあと曽我さんが、アチコさんも含めたサポートメンバーをきちんと紹介し、
「ヴォーカル3人だけの曲っていうのを作ったんで」という前置きから、
なんだっけ、“安心の海へ”かな。違うかな。
続いて僕も好きな“君の家まで9キロメートル”
何気なく聞いてると気づかないけど、「9キロ」って長いな(笑)。
淡々としたリズムとメロディに滲む、冬のような澄んだ空気が好ましい。
歌詞も、そんな冬空の下を君の家へ向かって歩きながら考え事してる、
みたいな感じで好きです。ええ。
そしてそれに続いてたぶん、ついにきた、
あのキーボードの旋律が・・・僕が1番聴きたかった曲が・・・
あの切ない旋律が・・・“言葉のすきま”だ!
暗い照明の中、焦らすようにじっくり鳴らされるイントロに乗せて、
真祈子さんが、歩きながら、マイクを抱え、

  「最新シングル・・・」

と呟く。

  「今までで、1番、売れたかもしれない・・・」

タメ。

  「“言葉のすきま”」

拍手!
バスドラムの確かなリズムに会場中が揺れ始める。
途中から差し込むフタキさんの歪んだギターが、空間を広げる。
その空間を満たすように、泳ぐように、真祈子さんの声が鳴り響く。

 「伝えたい事はいつだって 足りない事言うばっかりで
 でもそうでしょ? 寂しいのと怖いのの間をちゃんと言おう
 伝えたい事がいっぱいで でも言える事は少なくて
 でもそうでしょ? せつないのと痛いのの間をちゃんと言おう
 それが嬉しいな」

サビおよびそのあとに鳴らされるキーボードの旋律が
センチメンタルな想いをくすぐってやまない。
そしてどこまでも伸びてゆく2人のコーラスが・・・
さらに空間を引き伸ばし、広げていく。
メロディもさることながら、歌詞がまた超一級品です。
「1番売れたかも」という言葉にも素直に納得できる。素晴らしい曲。
でもなんの雑誌か忘れたけど、シロップ16gへのインタビュー中に、
「ある作品が売れたってことは、その前の作品が良かったってこと」
っていう言葉がね、あったけど、つまりそれを「言葉のすきま」に
当てはめるなら、きっと「パークサイドは夢の中」が良かったから、
だから次の「言葉のすきま」が売れたんだよね、きっと。
絶対そこには上の法則が当てはまると思います。
とにかく、ホントいい曲です。メロディも歌詞も。
「片想い」を扱ってるわけじゃなし、「失恋」の傷みを歌うでもなし、
「逃げないでちゃんと話そうよ」って、そんな歌だと僕は思っている。
・・・・・・。生で聴けてよかった・・・(涙)!

このあとは、僕の知らない曲でもって本編終了。
拍手喝采 → 手拍子というお決まりのパターンを経て、
すぐさまメンバー再登場。
曽我さんが、2曲のアンコールをやることを告げ、
そのあとに熱い思いを語りだす――
いろんな曲を聴いてきて、思うこと、
ちゃんと一生懸命作っているなら、
エモでもパンクでも自分は構わないと思うんだけど、
たまに、言葉は悪いけど、
適当に作ってるなあって音楽を聴くと、
寂しい気持ちになる、と。
それから自分たちは対バンで嫌われることがままある(笑)と。
何がカンに障るのか分からないけれど(喋り方かなって言ってた:笑)、
嫌われることがあると。
興味がないなら分かるけど、嫌う理由が自分はよく分からないと。
だからみんなも、嫌ったり攻撃したりするのはね、
よくない、止めて欲しいなと、仰ってました。
自分たちは、カッコいいかどうかは分からないけれど、
いい音楽を作っていこうと思ってるし、
だから今日ココに来てくれたみなさんは、
いい耳持ってるなあって思うと(「結局自画自賛だな」って笑ってらした)。
だから、10年20年後に、次の世代が聴いていける素晴らしい音楽を、
残していけるのは、今日ここにいるみなさん方だと思うと、
笑いを入れながらも、胸に秘めた熱い思いを語ってくれた
(ちなみに真祈子さんは、
「だいぶ辛酸舐めた感じですねぇ」って言ってた:笑)。
やっぱりそういう思い持ってらっしゃるんだなあ。
でも決してその思いだけに突っ走って、
エクストリームな方向に走ることなく、
曲中ではたとえ捻くれた音楽的要素を入れようとも
あくまでメロディはPOPに保ち、
歌詞においても普遍的なモノを扱っていく、
そしてライヴは見事にエンターテイメント
(その定義は分からないけれど僕はそう思うのです)、
すごいカッコいいなあって思う。
「バランスがいい」って言ったらそれまでなんだけど、
でも僕はすごいそのバランスのよさって大事だと思う。
多くの人に良質の音楽を届けるって意味では。
・・・・・・。ああ、僕は曽我さん好きになってるな、コレは(笑)。

アンコールは“空想の音楽”“サイン”
“空想の音楽”には上記の曽我さんの熱い思いが
込められているそうだ。音楽的にも?冒険をしたような
そんなことを仰っていた。
真祈子さんの身体を傾けながら、顔を歪めながらの、
渾身の歌いっぷりも、印象的だった。
声に表情があるように思うな、真祈子さんは。
喜怒哀楽。淡々と歌ってると実に透明感が漂う。
声張り上げると、プッスリと刺さってくる。
でもどんなに声張り上げてもクールさが漂うのが特徴。
それを言うなら、バンド全体、汗が似合わないですけどね(笑)。

最後は全楽器が鳴り響く中、真祈子さんが深く深く礼をして大団円。
拍手喝采でした。もちろん僕も拍手拍手。
去り際に、曽我さんは忘れずに次回のイベントを告知していた。紙で(笑)。
営業上手だ。フフ。

トルネード竜巻、ヘンテコなバンド名だけど、
きっともっともっと大きくなっていくでしょうし、
僕は道中応援させて頂きます!
素晴らしい(×2)ライヴでした。とても満ち足りた時間でした。
また是非行きたいです。いや必ず行く。

※ちなみにちなみに、ライヴ行った方々だけ分かる話題だけど、
 僕が買ったバッヂは「カクマルくん」。

2005/12/02(最終修正日:2006/01/06)
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