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MONTHLY RECOMMEND [2005, December] Home

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Artist(s) … LAGWAGON
Title … LET'S TALK ABOUT FEELINGS
Number
01.after you my friend / 02.gun in your hand / 03.leave the light on / 04.change despair
05.train / 06.hurry up and wait / 07.everything turns grey / 08.love story
09.messengers / 10.the kids are all wrong / 11.may 16 / 12.owen meaney

Comment
この月は、特に何も買っとりゃせんので、過去のものからご紹介。ということで、LAGWAGON(ラグワゴン)。Fat Wreck Chordsの雄。これは5枚目かな? もしくはそこらのアルバム。1997年リリース。もはや中堅の域であり、日本でも根強い人気がある半ばオッサンの5人組。編成はヴォーカルにギター×2、ベース、ドラム。

ひらたく言えばメロコア、まどろこっしいこと言えば「ファストパンク」。日本でもいっときハイスタンダードの人気爆発をきっかけにメロコア流行りましたけど、これもそんな時期の作品かな。っても彼らは海外勢だし、何より昔っからこういうスタイルなので(だと思う)、全然関係ないけどね。プロデューサーもこの界隈ではおなじみのRyan Greene(ライアン・グリーン)。僕も当時チョボチョボと、いわゆるメロコアを聴いてみたりしていたのだけど、いまいち差別化ができなくて、そんな中で出会ったのがこのラグワゴンのアルバム。他にもアルバム何枚か持っているし、どれを聴いてもそれぞれ「良い」のだけど、これはもう飛びぬけている。性急なリズムと疾走するギターにかぶさるこのメロディったらないでしょう。M-1ではボサノバを挿入したり、M-5では電車の音をサンプリング(?)したり、半ば繋ぎ的なM-6ではジリリリというベルの音を挿入、M-8ではアコギから一気になだれ込む、といったようにこの飽きさせない構成もさることながら、どの曲も見事にフックを持っていて、必ず耳を持っていかれる。走りまくる楽曲と相反するような、クリスの歌声がまた好ましい。ちょっと鼻にかかったような、抜けきらない、カッコイイんだか、カッコ悪いんだか分からない声がねー、たまらなく親しみを感じさせてくれるのです。その辺から、日本でも人気があることになんか納得。あと、ジャケットでの遊びも面白い。

メロコアって、基本的に「怒り」とか「激情」とかは似合わないと思うんだけど、このラグワゴンも似合わない。切なさや夕暮れがよく似合う。12曲25分で黄昏ながらの疾走。名盤の誉れ高い作品ですが、その評価に間違いはないと思う。ちなみにこのあと数年のインターバルを置いてリリースされた『BRAZE』には、「待たせてゴメンね」的なメッセージが記されていた。ファンを大事にする真摯な人たちである。




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