2005.09.24「daimasの日記スペシャル in SHIBUYA-AX」


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2005.09.24−「daimasの日記スペシャル in SHIBUYA-AX」 Home

「daimasの日記スペシャル」から帰り、
駅前の24時間営業のスーパーで
ノリ弁と水菜のサラダを買う。
家へ着いて、一息つくと、熱いお茶を淹れ、
それを弁当・サラダを食いながら飲む。
美味い。
そして考える。
この7時間半あまりのライヴをどうやって
文章にまとめんべ?と。

僕は「レポート書くから」って、メモとかライヴ中に取らない人。
だからいつも頭に残ってることでしか書かない人。
だから今回もそれでいこう。そうしよう。
でもそれで文章にすると、
今回は時間が長いがために、
記憶が断片的であるからして、
流れが悪くるなるな、きっと。
そうだ、だから箇条書きにしよう。そうしよう。
覚えていること、感想を、簡単に箇条書き(みたい)にしよう。
そうしよう。

ハイ、スタート。

あ、このイベントがどういう趣旨というか成り立ちかは、
ここには書かないので、気になる人は自分で調べてくださいねm(__)m。

*** *** ***

出演バンドは以下の9組!
(この面子で¥3,500−ってのは安い!)
登場順に、
pop chocolat(ポップ・ショコラ)BAZRA(バズラ)
タバコジュース自由人椿屋四重奏peridots(ペリドッツ)
VOLA & THE ORIENTAL MACHINELOST IN TIMESYRUP16g
※アーティスト名をクリックすると、該当箇所にジャンプします

まずはダイマス氏の簡単な挨拶と、
トップバッター、ポップ・ショコラの紹介があった。
初めて見るダイマスさんは、
スマート(仕事できそうな印象はありますね、やはり)で、
寡黙そうな、爽やかなお兄さんだった。
ホントその辺にふっつーにいそうな(笑)。
イベントに関しての説明もあまり行わぬまま、ライヴに突入――


【pop chocolat】- ▲上に戻る

・僕はいわゆる音楽における一領域(?)としての
 “オルタナティヴ”(略してオルタナ)というものが何か説明できないし、
 「お、コレ、オルタナだねえ、正しくオルタナ」とか、
 きっと死ぬまで、いや死んでも言えぬでしょうが、
 でもオルタナを分かっている人の方が実は少ないと思っていて、
 それでもこのポップ・ショコラの音は、オルタナの匂いがすると僕は思う。
 その位は言ってもいいだろう。
・でもやはりオルタナが何かは分からない(これ余計)。
・3人とも声が高い。ときおりシュガーの“ウェディングベル”なんか
 思い出しちゃったりしちゃったり(笑)。カヴァーしたらハマると思う。
・音のバランスが良い。どちらかというとリズム隊が主張気味だけれど、
 決してギターが埋もれているわけではない。ちゃんと聞こえてくる。
・ベースの愛可さんを見ていると、
 学生のときに実験の準備室にいた助手のOさん(♀)を思い出した。
 小さいけれど元気があって、頑張り屋さんで、笑顔がとてもファニーなんだけど、
 その笑顔にどこか陰あるというか無理が見えて、でもやっぱり頑張っちゃう人だった。
 沢山の人から好かれていた。ディズニーランドとドリカムが大好きだった。
 僕より1つ年上だった。雰囲気、似てたなあ。
 Oさん元気かな(ハイこれも余計)。
・いわゆるPOPな曲が今宵は“バイバイステディ”(だっけ?)
 しか聴けなかった気がするが、
 POPな曲もガンガン聴かせて欲しい。
 3人ボーカルってのも
 組み合わせ次第で面白いことができそうで、なんか凄そうだ。
・ちょっとダルそうで、でもやるときゃやるところに、「今風の女の子」を感じた。


【BAZRA】- ▲上に戻る

・初めて生で見るテッペイさんの顔は怖かった(笑)。
 妖怪“抜け首”を思い出した(失礼ですみません)。
・でも面白い人だった。ライヴ後にステージ上でマイク持って、
 「イェーイ!」って散々言った後、マイクコードがスタンドに
 「からまってるぅッ!」って指差して連呼していたのが何かツボ(笑)。
 「今日は入りがはええからヨオ・・・なんか今気持ちわりぃわあ」ってのも
 何かツボだった(笑:コレはライヴ中の言葉)。
・ベースの方の、常に右肩を上げた痙攣的な弾き方を気に入る。クールで熱い。
・鉄平さんの声はときに和田アキ子さんを感じさせてソウルフル。
・意外に演奏が短かったので、もっと聴きたかった。
 もう少しで会場を掌握しそうな空気を漂わせていたのに、残念。
 ちょっと圧力が少なかったかな、という気もする。
・そうそう、BAZRAの紹介ビデオコメントは
 タバコジュースの松本くんから寄せられていたが、
 松本くんのしゃべりを初めて聞いた僕は何かビックリ。
 あんなにフワフワした人だとは思わんかった。
 しかしやはりテッペイさんの顔(というか目)は怖いと、
 冗談まじりに言っていた(笑)。
 最後は自分でスイッチ押してマイクにエフェクトかけて、
 「バズラアッ!ラアッラアッラアッラアッ(←残響音)!」と、
 チープな効果で笑いを誘った。


【タバコジュース】- ▲上に戻る

・松本くんのラヴ&ピースな雰囲気がすごい。
 あそこまで滲み出ている人を初めて見た。
 少しの悲しみも滲ませているところが、またよろしい。
・ベースはキタダマキさん。
 コーラスもしてて、「おお歌うんだ!」とビックリ。
・1曲目の“ガーベラ”は声が出きってなくて残念。
 よく聴こえなかった。
・何曲目かで、松本くん、踊ってこけて、笑って起きて、
 ハーモニカを吹く。いい雰囲気だ。
 僕はハーモニカの音が割と好き。
 ビリー・ジョエルの“ピアノマン”とか(ハーモニカ入ってるよね?)。
・松本くん、いかに「お客さんの魂が綺麗か」を、
 懇懇(こんこん)と説いてくれる。しびれた。
 実際うざったがる人もいたと思うけど、僕はしびれたよ。
 本気は僕に伝わった。
 僕は何かのスイッチを押されて、泣きそうになった。
 泣いてもいいかなあって、そう思った。
 松本くんがギターを一定のリズムで鳴らしながら、
 ラップのように、なめらかに、言葉を放出していくあの瞬間は、
 ハイライトのひとつになった。
 でもタバコジュースの音楽は、
 僕のツボをちょいとばかりはずしたところで鳴っているから、
 この先、僕が彼らの音を積極的に聴くことはないんだろうけれど、
 それでも、松本くんのメッセージは心に残ったよ。
・その松本くんの話が時間を押したせいで、
 タバコジュースの演奏時間は短くなってしまったようだったけれど、
 とても素敵な瞬間を与えてくれたように思う。ありがとうね。
・最終曲“幸せの海”終わり際、「コレで終わり」と、
 スタッフの言葉をメンバーに知らせるキタダさんの姿が、
 妙に印象に残っている。大人な役回りのようだった。
 おそらく、松本くんの話の終わりを待たずに
 最終曲の演奏に突入したのは、キタダさんの判断でなかろうか。
 ここままではイカン、時間がまずいと思い、決断したのではなかろうか。
・そうそう、タバコジュースの紹介ビデオコメントを寄せてくれたのは
 BAZRAの鉄平さん。タバコと缶ジュース持って、
 「次の出演バンドはコレ、タバコとジュースね、タバコジュース」って
 堂々と言う様に思わず笑った。しかも
 「しゃれおつ(お洒落)な歌を歌ってくれると思うんで云々・・・」
 と言いかけて、何か間違ったのか、
 「あ駄目だ、もう1回いくか」
 と言って、再び「タバコと・・・」からチャレンジしている様にまた笑い。
 これを編集せずに、そのまま流したのはとってもナイス。


【自由人】- ▲上に戻る

・ボーカル/ギターの五郎川(すごい苗字だ)くんは、
 ギターのストラップを忘れてLOST IN TIMEの海北さんに借りたそうだ。
・五郎川くんは背丈があるので、少しモッサリヘアーでもカッコいい。
 どこかスタイリッシュであり、UKの若手、
 たとえばレイザーライトのボーカルみたいな。音楽は全然違うけど。
・僕は『シンカオン』だけ所有しているのだが、その中からの楽曲を
 演奏してくれなかった(?)ようなのが、少し残念。少しね。
・男臭いというか、深いボーカルなのに、
 その深さ(男っぽさ)が少し薄かった気がして、そこも少し残念。
・陰と陽で言うなら彼らは「陽」だと思うんだけど、
 『シンカオン』を聴く限り、「陰」の部分も持っていると思うので、
 そこも見せて欲しかった。
・さすがにまだこじんまりした印象があるけれど、
 バンドのキャラクターも、楽曲も親しみやすさがあるし、
 きっともっと多くの人に好かれると思う。
・楽曲といえば、CDで聴くと、
 僕はこういうストレートなロックは、少し苦手に感じるのだが、
 ライヴで聴くと実に良いということに気づいた。安心して聴ける。
 耳と身体を預けていられる。気持ちよかった。
・途中でお客に手拍子を促し、「ダイマス!」コールを導き出す。
 1発目は声が小さかったので、
 「そんなんじゃダイマス先生は喜びませんよ〜
 もっと大きな声で最後もう1回いきましょう」と、
 学校の先生みたいな声出し指導(笑)。2回目で声量増大。
 ダイマスさんへの感謝の気持ちになったかな。
・そうそう、自由人の紹介ビデオコメントを寄せてくれたのは、
 LOST IN TIMEの3人だった。海北さんの、
 「じゃあ、若手のパワーでガツンといってもらいましょうか」
 で、スタート。


【椿屋四重奏】- ▲上に戻る

・代表・中田氏は細いなあ!
 ロック界には細い人が多い気がする。
 まあカッコいいからいいけどさ。
・あんましゃべらんし、独特の佇まいだったから、
 中田さんどんな人か分からなかったが、
 最後の方でようやく話してくれた。
 面白い人だった。
 個人的には、アルバム『薔薇とダイヤモンド』を買った人を挙手させ、
 その少なさを見るや、「あー・・・まだだいぶ持ってねえなぁ、こらあ」
 と言ったところがツボ(笑)。
・4人編成で、ギターを手放し歌う中田さん。
 賛否両論らしいが、僕は別に良かったと思う。
 ギターが1本(1人)になるせいか、
 それとも歌に専念できるせいか、
 声が実によく聴こえてきた。歌詞も明瞭。これは◎。
・ギターの安高さん(?)、あのスタイルなんか好き(笑)。
 別にメタル好きじゃないんだけど、
 ああいう早弾きできそうな、しそうなスタイル好き。
 皮パンにテロテロシャツで、サングラスに、リーゼントっぽい頭。
・中田さんは、歌いながらお客さんを実によく見る。
 すんげーじっと見る。右へ左へと行きながら、アチコチ見る。
 あんま目を閉じて歌わない人だった。何か嬉しい。
・楽曲や声、歌い方から漂わす、セクシーさ。官能的雰囲気。情熱。
 独特の怪しさを振りまいておられた。
 男性よりも女性ファンが多いようだったが、その辺の理由は、
 あの独特のセクシーさにあるのかもしれないと思った。
・ファンと言えば、
 椿屋四重奏が自身たちで楽器の調整を始めたとき
 (椿屋に限らず、ほとんどみなさん、自分で調整してましたが)には、
 明らかに会場がざわついていて、
 彼らの人気の高さを僕は肌で実感した。
 人気あるんだなー。
・そうそう、椿屋の紹介ビデオコメントを寄せてくれたのはペリドッツ。
 なんかグダグダな感じで、和気あいあいと、
 タカハシさんがソファーの上で、股をパックリと開かれており(笑)、
 そして中畑さんがノートPCいじりながら笑い・・・っていうように、
 全体のゆるい感じが、何か、
 このイベントのゆるさ(いい意味でね)にも通じているように思った。


この後30分間の休憩。
「何か食べるか」と思い、会場出てみたら、
入り口を入ってすぐのところで「まつきあゆむ」氏が
歌っていることに気づいた。
しかも人がけっこう集まっている!
僕は行かなかったけれど。
まさかあんなところで歌っているとは。

僕はと言えば、雨降ってて外出るの面倒なので、
サンドイッチを食い、水を飲み(ちなみに水道水)、
再び会場に戻ると、中畑さんがドラムを調整している。
ということは多分次はペリドッツ――


【peridots(ペリドッツ)】- ▲上に戻る

・まず、僕は都合により、
 このとき一時外に出ていたので、
 半分くらいかな?それくらいしか観ていない。
・タカハシさんは声がすごいなあ。独特。
 どこから出ているんだろう。聴いたことない類の声だった。
 でもあれは自然に出ているのかな?
 少し無理しているようにも思えて、そこが少し考えさせられた。
 あるいは緊張のせいかもしれないけれど。
・音源はこの時点でまだ出ていないので、
 僕は『QUIP』付録のサンプラーでしか
 彼の歌を、声を聴いたことがなかったんだけれど、
 そしてそのときはあまり好かない感じだったのだけれど、
 ライヴ観て全然印象変わった。
 開かれた感じ。広がっていく感じ。
 広い草原を風が吹き抜けていくような、
 そんなイメージを僕に与えてくれて、それが僕はとても好きになった。
 音源がリリースされたら聴いてみたい。
 素直にそう思った。歌詞も気になるし。
・まだ、なのか、これからも、なのか、
 タカハシさんは、オーラを持たない人に思える。
 普通にすれ違ったら多分気づけないよ、オレ。
 しかもステージ立ってもそのまんま。
 何か頼りなさそうな佇まいでギター弾いて歌いだして、
 それでいてあんな声出してくるんだから、
 ビックリしてしまう。
・そうそう、ペリドッツへの紹介ビデオコメントを寄せてくれたのは、
 ボラ・アンド・ジ・オリエンタル・マシンのアヒトさんだった。
 よく喋っておられた。前回のシロップとのVSツアー、
 後半一緒になったペリドッツについて、
 「実はけっこう毒舌」だと言っておられた。
 「友達になってみたいかなあ」とも言っておられた。
 本編中で、タカハシさんが、このコメントを受けて、
 「10歳ぐらい下の女の子から
 “思ったことをすぐ口にしないの!”って怒られた」
 って話をしていたが、なるほど、毒舌にしろ繊細な歌詞にしろ、
 “思ったことをすぐ表に出す”人だから、そうなるのかもしれない、
 なんて思った。


【VOLA & THE ORIENTAL MACHINE】- ▲上に戻る

・アヒトさん、あんまり話さなかったな。
・演奏がホントすごい。
 大分こなれてきているというか、研ぎ澄まされている。
 中畑さんがドラムってのもデカイと思う。
 彼以外の人がドラムだったら、また違ってくるだろうけれど、
 ある時点で、こう、聞いているだけで、
 自分の体の中のボルテージがグングン上がっていくのが分かる。
 その瞬間に「すげえなあこのバンドは」と思う。
 この感覚、“ボルテージが上がる”って感じを与えてくれたのは、
 コノ日、このボラしかなかったから、余計すごく感じた。
 僕は別にボラの熱心なファンではないから、
 ファン心理で盛り上がったわけでもないと、
 自分では思っている。すごい。拍手。
・音源に、その感じを詰め込めればスゴイことになると思うけれど、
 それは果たしてどうなるのかなと思った。
 そこはそれ、やはり違った形になるのだろうか。
・アヒトさんの歌唱中の動きは面白い(笑)。
 クネクネ、ウネウネ。
 あれがアヒトさんなりのリズムの取り方なのだろうか。
 独特だった。
・演奏で思い出したけれど、
 2本のギターの絡み、すごくカッコよかった。
 そういう聞かせどころが何回か出てくるんだけど、
 そこがすごい好き。
 ガッツリはまるからね。
 乱れたらガッタガタなんだろうけれど。
・それと関連して、曲の作りが何か独特に思う。
 いわゆる「サビ」とか、メロディとは関係ないところで、
 盛り上がりがきているような気がして、
 そこが印象に残った。不思議な感じだ。
 歌もあるのに、歌じゃなくて演奏で盛り上がる感じ、ね。
 どうやって曲作ってるのか分からないけれど、
 「楽器の絡ませ方」に、かなり凝っている気がする。
 その辺に、さすがナンバーガール〜ザゼンボーイズを経てきた
 アヒトさんだなあと、感心した。やはり影響は皆無ではない。
・そうそう、ボラを紹介するビデオコメントを
 寄せてくれたのは、自由人。
 明るいキャラが伝わってきました。
 「僕らも好きなアヒトさんなんで、
 もう、観にいこうか?ね、行こ行こ」
 って言って、最後、画面から消えていった。
 「ダイマス、ダイマス」言っていたのが何か面白かった。


【LOST IN TIME】- ▲上に戻る

・海北さん、髪長いっすよ。
 なんか雨に濡れた犬みたいですよ(笑)。
 昔短かったですよね?
 おかしくはないけれど、さりとて切ってもおかしくない長さ。
・歌い方に癖があるので、
 歌詞が聴き取りにくかったのが難点でした。
 知ってる曲だと分かるんですが。
 でも海北さんの歌い方、声、好き。
・海北さん、すんごいアグレッシヴなベースの弾きっぷり。
 ああいうライヴなんだなあ、ロストのライヴは。
 もっと静かな雰囲気かと思ったら違ったので、
 いい意味で驚きました。
 海北さん、終わったらフラフラだった。
・昔から思ってたけど、曲の終わり方とか始まり方とか、
 あるいはギターの入れ方とか、なんかちょっと変わってる。
 「え、こっから曲入るの?」とか、
 「ここでこんな鋭いギター入れちゃうの?」とか、
 「え、ここで終わるの?」、
 みたいな曲がある。
 ちょっとUSインディー系な匂い。
 『クラリティ』の頃のジミー・イート・ワールドとか、
 聴いていて少し頭をよぎった。
・海北さん、このイベントから学んだことを話してくれる。
 始まりは1つの日記だったこと。
 そこから始まって、それを見た人も見ない人も、
 1人ひとりが集まって、
 こんなに沢山の人が集まって、
 イベントが出来上がったこと。
 小さなものが集まれば、
 こんなに大きなことができる、成し遂げられるということ。
 それを学んだと、話してくれました。
 それを聞きながら、僕は、
 コノ場にいれてホントよかったって、そう思った。
 僕はロストの音源、持ってないし、
 これからも自ら手に取るか分からないけれど、
 それでもLOST IN TIME、好きです。
 いいよね。それでも。
 昔はね、聞いててどっか気恥ずかしくて、
 駄目だったんだけど、
 今は素直に好きだって言えますよ。
 静かな想いから迸る激しい感情、
 交じり合うことのない赤と蒼を感じさせてくれた、
 熱いライヴでした。良かったです。
・そうそう、LOST IN TIMEへの紹介ビデオコメントを
 寄せてくれたのは、ポップ・ショコラ。
 これまた何かグダグダじゃないかー(笑)。
 外でお茶しながら撮影した、
 3人の話が噛み合っているのかいないのか、
 いびつなテンポの三角形。
 思わず笑ってしまった。
 とにかく何とかこなさなければ、という思いが見え隠れ(笑)。
 これまたゆるかった。


【SYRUP16g】- ▲上に戻る

・待ちに待ったお客さんの盛り上がりは最高潮。
 やはりシロップが最後で良かったと思う。
 尋常じゃない歓声。
 なんでこんな人気あるかなー。すごいなあ。
・五十嵐さんは調子よかった。
 「五十嵐でーす」なんて言って出てくるし。
 中畑さんを見ようとしたファンが
 「どいて!」と言う(?)と、
 「え、オレが?」と自分を指差し、
 「あ、どうぞどうぞ」と後ずさって、
 中畑さんへの視界をオープンにする。
 「どうぞどうぞ」って、ダチョウ倶楽部か(笑)!
・「スーパードラマー中畑!」と紹介した後に、
 「(ここまで2バンドで叩いてきたから)
 疲れきってますけども・・・」と五十嵐さんが言うと、
 中畑さんは、まるでスィングでもするように
 スティックを構え、「つぅかぁれてないよぉーん」と
 ニヤリと笑い、パワー十分なアピール。
 ここでまたすんげー歓声。
・他にも書く人たくさんいると思うけれど、
 五十嵐さんの左足が上がっているのを久々に見た。
 絶好調な上がりぶり。
・ライヴもこれまた絶好調。
 旧曲を多くやってくれたせいもあるだろうけれど、
 久々に切れ味鋭いシロップを見た気がする。
・旧曲と言えば、“she was beautiful”なんて
 ライヴで聴いたのいつ以来だろう。
 本編中の“sonic disorder”や、
 “パープルムカデ”ではお客さんも大盛り上がり。
・でも忘れずに新曲も3曲やる。
 歌詞がだいぶ聴き取りやすかったせいか、
 これまでよりもシロップにグッと近づけた気がして、
 個人的に心が満ちた。嬉しかった。
・本編ラストの“リアル”が、
 これまた中畑さんのドラムがすごい。
 よくあれだけ叩いた後に、あそこまでバカスカ叩けるなあ。
 五十嵐さんは、イントロ明けに、
 「めんどうくせぇんだよ!この野郎ぉ!」と叫び、
 ステージ上のアイテムをガッと掴み、
 どこへやらと蹴っぱくる。そして頭をモシャモシャかき回す。
 面倒くさいとは何のことだろう。
 1.人生、2.ライヴ(それはない)、
 あるいは、3.“リアル”のイントロ、か(笑)。
・どっか途中で、スタッフに何かを確認しに行かせる五十嵐さん、
 曲増やしてもいいかどうか、とかかな。
 「ダイマスさんに・・・云々」って言ってたモンね。
・あ、“リアル”で思い出したけれど、
 ライヴの“リアル”はシングルヴァージョンに近いと思うので、
 ライヴの雰囲気を味わいたくなったら、
 僕はシングルの「リアル」を聴いています。
・アンコールないんじゃないかと思ったら、出てきた!
 ホント絶好調だなあ。
 チューニングの間に中畑さんに喋らせ、
 「渋谷のアップルストアに行ったら、
 i podに“翌日”が入っていた」
 という話の流れを受けて、
“翌日”のイントロをサクッと弾く五十嵐さん。
 湧き上がる歓声。
 「あ〜(それやるのね)」と閃いた、中畑さんの笑み。
 爆発的盛り上がりです。
 多分本日初めて床が揺れました。
 臨機応変に対応できる中畑さん、キタダさんも素敵だ。
 あと久々に中畑さんの喋りを聞けたのも嬉しかったです。
 最近あんまり(少なくとも東京公演では)喋らなかったもんな。
 喋るの苦手なのかな?、
 「あの・・・チューニング終わったら、すぐ曲入ってよ!」
 って五十嵐さんにスティック向けて念押ししてたもんな。
“翌日“で終わるかと思ったら、
 “真空”のイントロを弾き始める五十嵐さん(!)。
 「え、まだやるの!?フンガー!」という顔で苦笑いの中畑さん。
 「ホレホレ、やるぞ」とばかりに
 イントロをブイブイ鳴らし続ける五十嵐さん。
 何かいいなあこういうの、楽しくて。
 折れた中畑さん、ドラムモードにシフト。カッコいいぜ。
・で、この“真空”で大団円。
 すげーよシロップ。凄かった。
 いっこうに鳴り止まない拍手が、このライヴの、イベントの
 成功ぶりを物語っていました。
・あーそうそう、シロップを紹介するビデオコメントを
 寄せてくれたのは、椿屋四重奏だった
 (ん、シロップだけ誰も紹介しとらんな・・・)。
 「シロップさんは、椿屋のことが好きだという話を聞いたので、
 今度一緒にツアーでも、出れたらなと、思います。
 新しいギターの調子はどうでしょうか?」
 なんて話。動きが面白かったよ(笑)。



‐‐‐‐‐終演‐‐‐‐‐




天気には恵まれなかったけれど、
イベントは大成功だと、僕なんかは思っています。
別に大きな問題点も感じなかったし。
極端にマナー悪い人もいなかったし。
何より安い!しね。それはすごくありがたかった。
あとはやはり、ここを始まりとするならば、
次はどうなるか、いやどうするか、
というところが、気になります。
地方の人は、もう、すんごい、喉から手が出るほど、
「コッチでもやってくれ!」と思っているだろう。
そういえば今回、アーティストからも、
「自分(ら)も出させてください」
って話が沢山あったってことが、
以前ブログで書かれていたけれど、
大規模化する可能性もないではないだろう。
それとも、出演アーティストは絞りに絞って、
こじんまりとやっていくのか。
どうなるかな。
でも変に手を広げて
代沢、キークルー、もしくはQUIP色が薄まるくらいなら、
このままの規模が良いのではないかと、僕は思う。
僕は別にどこかに肩入れしているわけじゃないけれども、
大規模化しすぎて、こだわりや特徴がなくなっちゃうのは
何かつまらないと思うから。
でかくなるほど、間に色々入ってくると思うし、
そうなると、コノ日僕が感じた「ゆるい」感じ、
別の言い方をするなら「手の届く」感じ、は
どんどん薄くなっていくんだろうな、なんて思う。
それを考えると、規模で言うなら「この位が最良」な気もする。
なんて、僕がいうことじゃないか。
こういうイベントがこの先も行われるかどうか、
それすらもわからないってのに。
そういうことは、
きっともう、誰かが頭のどこかで考え始めているだろう。

この日のイベントが、
何かの始まりになるにしても、ならないにしても、
参加できて本当に良かったです。
ありがとうございました!


2005/09/26(最終修正日:2005/10/23)
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