いやあ、というわけで、
ミドシン in TOWER RECORD 渋谷店の
インストアライヴに行ってきました。
3連休中の中日ということもあって、
きっと天下のタワレコ様は混んでるんだろうな、
なんて思って、行ってみたのですが、
そうでもないですね。
私は1時間ほど前に着いてしまっておったのですが、
1階フロアはけっこう空いてましたモンね。
この時期は学園祭なんかも多いから、
その影響かしらなんつって、
まあ、1階隅のラウンジスペースが、
ライヴの場になるってんで、その辺をウロウロしてました。
ちなみにその時点ではまだ数えるほどしか、
明らかにスタンバってる人はいませんでしたね。
+ + +
まあミドシンさんも、
近作の『みんなのうた3』から、
ソニーとの契約を解消し、インディーズに戻り、
果たして人気もどうなのかしら、
なんつって、一抹の不安も抱いておったのですが、
フタを開けてみたら、あらどうだろう。
大盛況です!!
時間が近づくにつれて、
ステージ前、お客さんいっぱいに。
さっきの過疎ぶりはまるで嘘のよう。
うわあやっぱりちゃんとファンは着いてるんだな、
なんて思って、ちょっぴり嬉しくなりも。
圧倒的に女子多しですが。
そして午後1時。
鳴り響くハマショーの“J.BOY”。
ステージ脇の扉が開き…、
てっきり1人で出てくるかと思ったら、
頑母堂のメンバーが登場。
ギターのシモンさんにベースのみぎっちょさんに、
ドラムのじんじんさんと。
こりゃあ豪華ですなあ。
そして颯爽と登場する我らがミドシン。
久しぶり。
相変わらず白シャツをジーンズにインしている。
そしてやっぱり痩せたと思う。
私、やや横からステージを見ていたのですが、
鼻や顎のとんがり具合が、以前よりも増していた。
と思う。
髪も短くなってるしね。
前に見た「増刊ミドリカワ」の頃から比べれば、もうバッサリ。
年食ってるように見えるっていえば、そう、
でも若いんじゃないかって見れば、そう、
それぞれそう見えるもんだから、不思議だ。
あと右手薬指に光る指輪…(笑)。
ワイフさんへの愛を感じますね。
もしくはワイフさんの愛に応えようとする決意(謎)。
+ + +
私が初めてインストアライヴ観たとき[コチラ]は、
ナレーション使ってなかったのですが、
今回は使ってて、ビックリした。手が込んでる。
もう完全に自身のスタイルになっているようですね。
このナレーションが代弁してる心の声がね、
ジョーク交じりかもなんだけど、たぶん割りと本気とみた(笑)。
「インストアライヴといえば、聞こえはいいが、
なんのことはない、要するに蜜柑箱営業じゃあないか。
これだからインディーズってやつぁ―」
なんてことを!!
言ってるんだ!!
ってかこれを吹き込んでるとこ想像すると笑える(笑)。
「いや、いや、
こうやって集まってくれたお客さんのためにも、
そして一生懸命に僕なんかのCDを売ろうとしてくれている、
スタッフのみなさんのためにも、
僕は一生懸命に、頑張らなきゃ、
そう、頑張らないと、いや、そんなに―」
って前フリつけての“頑張るな”。
この曲ね、好きなんです。
“笑って俺について来い”に通じる。
私の中では、応援ソングなんですね。
ミドシン自身も、
「決まった。
タウリン1000mg配合の
キラーチューンで、
会場の緊張感もだいぶほぐれたようで、
僕は、よせばいいのに、
半笑いでMCを始めてしまった」
って。
そんな前置きでのMC(笑)。
どこまでナレーション主導なんだっていう。
で、MC経由で、“誰よりもあなたを”。
ん~いい曲です。
PVも素敵なんですね。コレ。
是非見て欲しい。
毒をPOPに見せる手法が見事すぎる。
見事にミドシンの歌世界を映像化している。
なんか曲の勢いに任せて、
訳分からん映像を垂れ流すPVは見習って欲しいです。
と、脱線した。
次が間髪いれずに、“私の恋愛”。
これもねー私は大好きなんですよ。
なんつーか。淡々と。
春風のように舞う、女子大生の“私”の恋愛。
“恋に生きる人”に通ずる何か。
これの続編を作って欲しいですね、是非。
どうなったのか気になりますよね。
ちょいフュージョン?ぽい演奏も素敵でした。
つーかシモンさんはやっぱギターうめえ!
かっこいい!
このあと、ナレーションで、
「やっちまった。
今の曲は会場に響かなかったようで、
せっかく温まっていた会場の温度を、
3℃ほど下げてしまったようだった」
って言われるんだけど、
イヤイヤイヤ!!
そんなことなくね?
下がってなくね?
って心の中でこっちが突っ込み入れました。
って言って、まあその下がった温度を取り戻すため、
っていう体(てい)で、アンコールを募るんですね(!)。
まあ数人がポツポツ口にするんだけど、
ミドシンの耳に最初に入ったのが“顔”。
早いモン勝ちだってことで、その“顔”が採用。
「じゃあ、いきますよ。
あの、大ヒットナンバーの、“顔”!」
って、自分で言わんで(笑)!!
確かに大ヒットだけど。
これはもう、やっぱり名曲です。
今でこそ、普通に聴いてるけど、
今どっかで耳にしても、
間違いなく、引っかかると思う。
引き付けられると思う。
実際ケーブルTVのプロモ流す番組で、
このPVを目にしたときから、私は、
ミドリカワ書房に惹かれはじめたからね。
この日も店内フラフラしてて、
この曲初聴きで、引き付けられた人いないかな。
いると思う。絶対何人か。
そのくらいフックがある。
「あれ、なんかおかしくね?
普通じゃなくねコレ?」って感覚がある。
というわけでこの曲でミドシンの才能、凄さを再確認。
そして次の曲で最後!
お客さんは「えー」と、
まるで笑っていいともの客みたいな声を出すが、
ミドシンは、
「うるさいよっ」
って一蹴(笑)。
「だって、このあと長いんでしょ、
あんたたち一人ひとりに、
サイン書かなきゃいけないんだから、
時間がないの」
そうなんですねえ。
このあとサイン会が。
待ってたんですねえ。
新作購入者だけでなく、
旧譜でも、今お買い上げいただければ、
サイン会参加権を持てるという、太っ腹。
おっとその前に、
頑母堂メンバーが参加したインストアは、
東京だけだという、そんな発表が。
だから、こういう、都会に住んでる、
いや、関東近郊に住んでる方々はお得だと、
魅力溢れる都会にこられるなんて、お得だと、
そうのたまった上で、
「次の歌も、
そんな、東京に、憧れて、
上京する女の子、
と、父親の歌です」
って。おお!
“春よ来るな”。
今回のインストアライヴはなんかホッコリだな。
POPな曲ばっかりで(当たり前か)、
なんていうか、安全牌な感じで(笑)。
でもこの“春よ来るな”、良かった。
思わずなぜか涙ぐむ。
こういう、“春”にある、“別れ(の切なさ)”とか、
“出会い(の希望)”とか、そういうの弱いんです。
いや、私は山梨出身で、
別にどこも歌の世界とリンクしないんですが(笑)。
未婚で、娘もおりませんしね。
でもホロリときて堪らない。
マジックだ。魔法ですね、これは、音楽の。
こんな短い時間でも、
魔法を発揮できるミドシン&頑母堂メンバーは素敵です。
素敵過ぎる。
最後は拍手を浴びながら、腕を伸ばし、
天に向かって人差し指を立てるミドシン、
そしてそれを会場中に、ゆっくりと向けていく。
訳知り顔でうなずきながら、無言で(笑)。
ほんでもって、
「もう、いいんすか?」的な、
様子を伺う顔をスタッフにひたすら向けながら、
背中を丸め気味で、ドアの向こうに姿を消すミドシンであった。
+ + +
このあとのサイン会、私ももちろん行きました~。
ちょっと並ぶの遅れてしまって、だいぶ待ちましたが
(そして待ちすぎで自分の緊張感は途切れ気味でしたが:笑)、
サインバッチリ書いてもらいました。
握手もね、がっつりしてきました。汗ばんでました。
人と違うところに書いて欲しかったのですが、
うまいトコ思いつかず、普通のトコに。
ちょっぴり残念です。
しかし嬉しいのお。
家宝?にします。
ライヴ、そして多量のサインと、お疲れ様でした!!
こりゃあワンマンも行きたいですな!
アルバム発売直後のは行けなかったしで。
……。
が、行けるかしら。
はてはて~。
※今回は「ミドリカワ書房」ということで、
見出しに「緑色」を使用しております。
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