と、いうわけで、渋谷はApple Storeで
ミンガスさんのライヴを。観て来ました。

(※無断転載ごめんなさい)
Apple Store、初めて行ったけど、お洒落。
やっぱデザイン?って言っていいの?
センス?って言うのかしら、違うわな。
対して○○○○○○○はだっさいなあ。
とまあ、

こんな新譜を出したミンガスさん。
ジャケット見て、どんな音をイメージするか知りませんが、
たぶんイメージとは異なるでしょう(笑)。
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まあインストアライヴってなもんですから、
お客さんチラホラいる中で、
ライヴスタートを告げるアナウンスが鳴り響き、
今回はアコースティックライヴだってんで、
ベースの阿部光一郎さんと、サックス奏者の新井一徳さんが先に入場。
1階階段下の広場(でもないね)が、ライヴスペースとなるわけですが、
そこに事務所からドアを開け登場したお二方。
ハンチングに緑の服に白いスラックス?の阿部さんはシャレオツだわ。
おっさんですけど(笑)。
白いシャツに紫のジャケット着てる新井さんもシャレオツだわ。
おっさんではないです(笑)。
そしてミンガスこと小西麻美嬢が、
名前をコールされ、2階から登場!!
おお。
ヒールの高い靴に、ストライプのスカートにタイツ、
白いシャツに紺色(だっけ?)のカーディガン、胸元のコサージュ。
白のカチューシャで髪を上げて、おでこも露(あらわ)。
でも雑誌で見かけていたオカッパ頭も僕は嫌いじゃないんです(笑)。
なんか文化系な感じで。
ででで。
線の細い方ですねー。
ジャケットなんか見るともうちょっと丸みのある、っていうか、
可愛らしいイメージがあったのですけど、
どちらかと言うと、品のよさ、みたいなものが、漂ってましたね。
今回はドラムの三原さんはいらっしゃらなくて、
阿部さんのMACが、高台にちょいと置かれていました。
そんでもってそこからリズム流すわけよ。
まーいまどき。
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初めてライヴ見てみた感想ですが、
やっぱり歌詞が聞き取りづらいですか。
個人的には面白い歌詞だと思っているのです。
だもんで。もう少し、聴きやすいと嬉しい。
でも声の力はやっぱりすごい小西さん。。
強いですよね。声が。空間をさりげなく広げる。
歌詞なんか分からなくても、声だけで、聴ける。
って言ってしまうと、不本意かしら。どうかしら。
でも本当ですね、どこかで聞いたことあるようでいて、
でも聞いたことない声なんですね。
キーボードをバシバシ弾きながら、
ピンと張り詰めた空気を漂わせながら
(そのそこはかとない緊張感は好き)、
一際POPさを増したように思われる新譜からの
楽曲を多く披露してくれた。
話すと普通に柔らかい方なんですけど小西さん、
歌ってるときの、あの表情には芯の強さが現れている気が。
何曲目だったかなあ、
新譜から“TATU”(大好きです)をやってくれたんだけど、
PCがポカをやってしまったようで、
途中でリズムがおかしくなったのかな、
後半で違う進行の仕方をしてしまったようで。
阿部さんと小西さんが、演奏しながら、
何回も顔を見合わせるわけですよ。
阿部さんはアドリブ的にベース弾いて、
何とかまとめようとするわけですが、
小西嬢は手を振って、いったんストップのような合図。
誰が、というか何が悪いのかわかりませんが、
阿部さんは、
「まあ、こういうこともあるよぉ。
いうこときかないんだもん」
って苦笑い。
小西嬢は、苦笑いしながらも、
「もう1回聴きたい人がいれば・・・ね」
って明らかにもう1回やりたい様子(笑)。
そりゃあオーディエンスからも拍手出ますわ。
もちろん今回は滞りなく。
この曲のキーボードの浮遊感っていうのかな、
ノスタルジックな響きが僕はすごい好きで。
すごくPOPってわけじゃないんだけど、
なんだろう、絶対聞きやすくなった気がする新譜。
確かに1stはDEMOだったわけだし、
いよいよ動き出したってことなのかなミンガス。
J-POPには興味がないと以前言っていた小西嬢であるから、
そういった方向性でやっていくことはないのだろうけれど、
でも、僕の好きな方向には来てますよ(笑)。
来てくれてますよ。
これからも応援したいです。
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キーボードの上をめまぐるしく動く指を見ていても、
その旋律を聴いていても、
やっぱりポップスじゃなくて、現代音楽とか、
僕はまったく分からないけど、ジャズとか、
そういった要素を感じるんですよ。
ホント、分かってないけどね僕は。
今回はサックスを入れるのは初の試みだったみたいだけど、
すごく、成功してましたね。いい。
新譜にあるアダルトな世界感・空気感を見事に生で。
そうだなあ、新譜はムーディーになったのかもしれない!
(なんだそれ:笑)。
なんだか浅野いにお氏もメッセージ寄せてるし。
QJ絡みかしら・・・。って邪推(笑)。
ジャズって言えば、
小西さんはマイルスをリスペクトしているので、
ブログにもDVDのことを書いていたけれど、
この日もそれを口にしていて、
最後から2曲目に、そのマイルスにちなんだ曲を。
「アルバムには入ってません。
今日しか聴けませんから・・・!」
って。本当かしら。嬉しいな。
って言って、DVDの話をね、
マイルスの、始めたんだけど、
なかなかまとまらない(笑)。
でもとにかく、あのシーンに感銘を受けたんだ、
ってことは伝わりましたよ! ええ。
感銘を受けて作った曲ってことなのかな?
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1番よかったのは、
上記の「まさかの2度演奏」後に披露された、
“My World Rule”。バラード。
歌詞もよく聞こえてきたしね、
回るようなグルーヴ(ってもリズムはPCだけど)、
ユラーリユラーリ広がるメロディ、
どこか切ない、恋愛を思わせる歌詞。
ハイライトでした。
最後には、
実は新譜が「隠れリスペクト盤」になっていることを
告白し、最終曲がある対象に捧げられていることを教えてくれた。
それを知って歌詞を読むとなるほど!と思えるのだけれど、
知らないと、まったく分かりませんね(笑)。
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短いライヴだったけど、すごく、良かったです。
思ったよりも小西さんのトークがたどたどしかったのも(笑)。
でもやっぱり、ジャズ的要素を持ち込むのであれば、
是非今度は生ドラムで、しかもサックス入れて、
しっかりバンド編成でのライヴが観たいですね。
ガッチリはまったら、きっと素敵なことになるでしょう。
これからも応援させていただきます。
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