この日は、下北沢のライヴハウスShelterと、
LAZYgunsBRISKY(レイジーガンズブリスキー。以下レイジー)の共同企画―
Project Libertyを観に行ってきました。
と言っても、私は、レイジーのファンでもなく、
名前すら知らなかったという、由々しき事態。
じゃあなんで行ったのよと問われれば、
それはそう、私の好きなfourteendays(フォーティーンデイズ)が、
出演するからなのです。この日が2回目の観覧。
他に出演するバンドさんは、当初はandymoriさんが予定されていたのですが、
メンバーさんが体調を崩したとかで、キャンセルとなり、
ピンチヒッターとして、The Cameleonsさんが出演。
と言うことで、出演者は、出演順に、
The Chameleons、fourteendays、LAZYgunsBRISKY。
■■ The Chameleons ■■[HP]
2005年結成。
元々クワガターズと言う名前だったそうで。
『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008』に出たこともあると!
すごいですねー。
んで2009年春に名前をthe chameleonsに変更。
ということで、私存じ上げませんでした。
ストレートなハードロックと言うか。
でもいかつい感じでなくて。
でもあんまりPOPでなかったですね。
トータス松本さんとドン松尾氏を足したような、
ヴォーカルさんの眼力が印象に残っています。
あ、なんと全国ツアーするそうで!!
スゲー。
頑張ってください。
私も、コロコロ、転がっていこうと思います。
胸の中にある、イメージを大事にね。
* * *
そうそう、開演前とかセッティング中に、
スマパンのサイアミーズ・ドリームが流れていたけれど、
誰のチョイスなのかなあ。
1番しっくり来るのはfourteendaysなんだけどな。
久々に聞きたくなりましたスマパン。
まだ聴いてないけど。これ書いてる時点で。
■■ fourteendays ■■ [MySpace]
なんかメンバーみんな見た目度アップ!
すなわちカッコよくなってる!なってないすか?
と思ったら、1番普通に男前と思われるVo/Bの木村氏が、
妙に貧乏臭漂ってる感じで、何か嫌なんですが(笑)。
スマートを通り越して、細いのがいけないのかー…?、
微妙に無精ひげ?なのがいけないのかー…?
何かこの人だけ違うぞ的な空気でしたね。私的に。
ギターのタカダ氏は髪切ってましたね!
バッサリと言うか、往年の江口的な感じの長さに。
前観たときはもろロン毛でしたけど。いい感じでしたよ。
チシャキ氏も何か髪切って?男前度アップだったなあ。
私もあんな髪型にしたら似合うかな、なんて思ったり(なんだソレ)。
フジト氏は逆に髪伸びてたかな。大人しくなった気がする見た目(なんだソレ)。
ということで、1stアルバム『laboratory』発表後、
私は初のライヴ参観となるわけですが。
いやよかったですね!ホントに。
他の2バンドさんはゴリゴリ系でしたが、
まあfourteendaysはちょっと違うわけで、
でもダイナミズムでは負けてなかった。
よいライヴでした!
と胸を張って言えるのですが、
いかんせん短くて…。
やっぱりワンマンが観たいですね。
1stミニアルバム『SWAN』には強固な世界観があったように思えますが、
新作でそれが広がったと言うよりも、
若干分散したように思えて、残念に思った私としては、
ライヴという1本の芯が通った上での
彼らの楽曲を五感で感じたかった、というか感じたい。
サマーソニックに出演したり、
Death Cab for Cutieのツアーに同行したりと、
着実に、というよりは、いきなりすごい経験値の
積み方して、どういう成長をするのかと思いましたが、
なにより落ち着きを手に入れていたと思います。
最前列のお客さんがかなり懐っこく話しかけてましたが、
なかなかいい対応をしてましたもんね(笑)。
おお、なるほど、そんな感じなのねと思いました。
新作からの楽曲ももちろん演奏してくれたわけですが、
“triangle”がよかったですかね。
CDではあまり好きくない感じなのですが、
この溜めて爆発系の曲ってのは、実にやはり、
ライヴで映えますね。
身構えている自分がおりました。
ミドルテンポの曲なのですが(というか新作の楽曲はほぼミドルテンポ)、
ダイナミックな感じが実にいいですね。
新作では1番好きな“handkerchief”も演奏してくれましたが、
やっぱりいい曲。疾走感も、キラキラ感も、メロも大好きです。
ドラムの鳴りも、よかったですね(けっこう硬め)。
なんか楽曲を後方から食ってしまっている様な雰囲気が、今回はなくて。
前回は鳴りが大きすぎて、チグハグな感じが気になりましたので。
でも繰り返しますけどやっぱり短くて(笑)、
しかも私の聴きたかった“hello helleo”や“apology”が!!
どちらも演奏されなかった!!
ショックですね。代表曲くらいに思ってますよ私。
つーかライヴの“apology”まだ聴いたことない。
最後は“small flashes”?
“false fire”?
すいませんどっちだったか失念しましたが、
「熱いやつ」でしたね(笑)。
「熱いやつ」。
木村氏はブログを見ると饒舌そうなのに、
MCは実に控えめ、というかおとなしいのね。
謙虚そうに話すのよな。
まー今回はお客さんに気おされてたところもあるかもだけど(笑)。
と思ったら最後に威厳を見せたかったのか、
「僕ら九州から来たっても、
そんな田舎もんじゃないんですよぉ?
何でもあるんですから。ラーメン屋とか。
すごいでしょ?」
って。
ラーメン屋なんてどこにでもあるよ!って突っ込みを
待ちわびるかのような、そのムフフな口元。
木村氏の本領発揮と見た(笑)。
これからも応援しますんで、安定しちゃわないで欲しいです。
もっともっと素敵なライヴを見せて欲しい。
ワンマンで(笑)。
■■ LAZYgunsBRISKY ■■ [HP]
ということで、トリは企画者のレイジー。
女性4人編成のガールズバンド。
というよりも、やはりギャルバンという言葉が似合うか。
メンバーはlucy(Vo)、Moe(Dr)、azu(B)、izumi(G)。
lucyは金髪ショートカットにレトロチックな花柄ワンピース、
ホットパンツに頭にはスカーフと言う、しゃれたいでたち。
izumiはワンレンにTシャツジャケットジーンズですか?
すげークールなイメージがありますね。
涼しい顔してギターかき鳴らてました。
azuがまた巻き巻きのロングヘアーに、アニマル柄タイツ、
パステルブルーのワンピースにゴージャスベルトで実にギャル(笑)。
Moeはすいません、よく見えませんでした…。
なんかすごく作られたバンドのイメージがあって、
最初は正直斜に構えてみてたんですが、
すいません。実にパワフルなライヴで、素敵でした。
ギター1本のクセに音がクソでかいですね(いい意味で)。
終わった後に耳鳴りがしてました。
ガッガー、ンガッガッーというリフがやたら目立ちましたが、
でもかっこいいし、お客さん盛り上がってるし、
これはこれでいいんだろうなあって、正直思いました。
このクソでかいハードギターと、軽快ながら重い、
ロッキンなドラムが肝ですね。グイグイ引っ張られる。
お客さん満杯でなくともダイバーでました(よく乗ったなー)。
そしてlucyはカリスマ性がある、ように思える(なんだこの言い方)。
いわゆるビッチ的な歌唱に振り切れそうで、振り切れない、
若さゆえなのか、それがスタイルなのか、
若干のキュートさ可愛さが残っていて、
それがPOPさ、親しみやすさを生み出していると思う。
とはいっても、YouTubeなんかで観るよりは、
ぜんぜん力強くて、太い声ですけどね。ホントパワフル。
ややシアトリカルな動きや、いかつい眼光、レトロチックなダンスなどが、
フロアの熱量をグイグイあげていくんですよねー。
たぶん英詞なんで何歌ってるのか分かりませんでしたが、
でも楽しきゃーいいじゃん!!的な感じではない模様。
ライヴ中もlucyほとんど喋らないしね。ミステリアスです。
ガールズバンドって難しいイメージがなんとなくありますが、
芯を失わずに活動していけば、きっと素敵なバンドさんになるだろうなあと、
そんな予感を感じました。そう思います。
たとえバンドがなくなっても、
lucyはきっと音楽とコミットし続けるんだろうなあというのを、
直感的に思いました。
何気に先が気になるバンドさんになってしまいました。
素直に気にしていこうと思います。
あ、何気繋がりで言うと、
1stアルバムは何気に深沼元昭プロデュースでした。
そしてミニアルバムはベンジープロデュース。
うほっ。
みなさんに拍手。
|