THE STEREO Home Music Official HP


Title … THREE HUNDRED
Number
01.dovotion / 02.she would never / 03.three hundred / 04.you're got some nerve
05.please try to understand / 06.ramona / 07.problems / 08.you can't go home again / 09.count me out
10.dance to this! / 11.drop everything / 12.there goes my mouth again / 13.divine

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Fueled By Ramenに所属していたAnimal ChinのJamie Woolford(ジェイミー・ウールフォード)と、The ImpossiblesのRory(ローリー)。彼らが意気投合して結成されたバンドというかユニットであるステレオの、これが1stアルバム。99年発表。

もともとはこのアルバム1枚きりのプロジェクトのつもりだったようで、そのせいかここにはこのアルバムにかけるエネルギーが満ち溢れています。1曲目からいきなりゴリゴリギターと疾走するドラムのお出迎え。そしてそこに乗る超POPなメロディ!アルバム中間地点のM-5やM-7ではピアノを前面に押し出したポップスでもって一息入れて、その後は再び疾走。どの曲においても必ず耳にひっかかるギターフレーズと、駆け抜けるドラムと、一緒に歌いたくなるようなホクホクメロディが炸裂。もうたまらんです。ヨダレが出ます。ジェイミーとローリー、二人ともヴォーカルを取っているんですが、どちらの歌声も太いながらも繊細さを漂わせていて見事に楽曲にマッチ。僕は大好きです。最終曲では、ピアノの弾き語りからバンドサウンドへとなだれ込み、きっちり締めくくってくれます。ちなみにプロデューサーはJ.Robbins(J.ロビンズ)であります。

パワフルでポップな音が好きな皆さん、是非このアルバムを聴いてやってください。そしてこのアルバムを、アメリカの乾いた荒野を疾走するときのBGMにしてやってください(笑)。そしてそして、このメロディを口笛で吹いてやってください。僕は早まって輸入盤を買ってしまいましたが現在は日本盤が出てます。そちらはボーナストラック2曲入りです(涙)。



Title … NO TRAFFIC
Number
01.get set for sound / 02.new tokyo is calling / 03.just a game / 04.on three / 05.string you along
06.unordinary / 07.please don't break my heart / 08.can't look back / 09.on my sonar
10.things to consider / 11.so into you / 12.i confess to all this mess / 13.one day, someday
14.4am / 15.you were the one
※14、15曲目は、日本盤ボーナストラック。

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前作があまりに好評だったために拡大したツアー。その最中にジェイミーとローリーは仲違いし、結果ローリーが脱退します。そして新たにG、B、Drを迎え、バンド編成でステレオ再始動。そんな紆余曲折を経て作成された2ndアルバム。2001年発表。

作詞作曲は一応「ステレオ」ということになっていますが、前作との大きな相違がないことを考えると、やはりジェイミーが指揮をとっていることは間違いないでしょう。とはいってもM-1を聴いて「ヴォーカル変わった?」と思ったことは確かです(笑)。何かジェイミーの声が丸くなった気がします。声と一緒に楽曲も丸くなった感じがして、1stにあった「猪突猛進!」みたいな勢いがセーブされていますが、「落ち着いた雰囲気の楽曲が増えた」と言えばよろしいんですかね、コレは。危なっかしさがなくなったと言うか。その危なっかしさが好きだった僕としては今作に漂うウェルメイドな雰囲気はチョット悲しいんですが、しかしそんな変化の中でもメロディセンスは相変わらずで、2分から3分弱といったコンパクトな曲の中で誰でも口ずさめるポップなメロディがキラキラと光り輝いております。なのでここでナンダカンダといちゃもんつけてる僕ですが、聴いてるとやっぱり口ずさんでしまいます(笑)。これはもう単純に「ポップソング」です←いい意味で。一緒に歌っちゃおうぜ!みたいな。



Title … REWIND + RECORD
Number
01.dear fans of the stereo / 02.pay no attention / 03.don't say uncle / 04.you better believe it
05.too little, too late / 06.tell your football dad do / 07.1994 / 08.stop breathing
09.have i paid my debt to mpls? / 10.just let go / 11.vice versa inquisition / no name#2
12.turn of your t.v. / 13.two week notice

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前作でバンド編成となったステレオですが、核のジェイミーと他のメンバーの方向性の違いが原因で、なんとジェイミーを残し全員脱退!それでもめげずにジェイミーは新たにBとDrを迎え、再びアルバムを製作。それがこの3rd。2002年発表。

今までと違って、これはもうジェイミーのソロ・ユニット的な作品です。曲によっては全パートをジェイミーが1人で手がけてますし。そういった1人作業が原因なのか、それともこれが本来やりたかったことなのか、この作品にはもはや「パワーポップ」という枠は相応しくなく、何でも1人でこなすマルチプレイヤーが作る落ち着いたポップスが目立ちます。ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器の多用、そしてそこに加えられるコンピュータを利用しての捻くれたアレンジ。そんなサウンドを聴いていると、「シンガーソングライター」という言葉さえ浮かんできます。もちろんバンドが奏でるエモーショナルな音もあるのですが、落ち着いた楽曲と並べられているせいか、それらの勢いが以前より衰えているような気がしてなりません。

全体としては上手くまとまっていると思うんですが、僕としてはどっちかに的を絞った方がよかったんじゃないかなあ〜と、そう思います…。これを聴いてると、どうしても1stの頃のゴリゴリ感がなつかしくなってきます。しかしこの後ステレオは、ドラマーが遠距離通いなのが駄目だとかなんとか、すったもんだを経て結局解散。。んー、この人(ジェイミー)の周りは、どうも人的なトラブルが絶えないみたいですねぇ(苦笑)。



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