□Comment …
オートマチクスやタイガーショベルノーズを率いる吉野桃子さんのユニット。これは97年リリースの作品。

この頃はまだほとんど１人です。宅録でやってます。細いギターに軽いドラムといった具合で、音は非常にチープです。ちなみに、カセットテープのケースでリズムやったりしてます（笑）。楽曲はどれもみな非常に和やかな雰囲気ですね。ホンワカしてて、ミドルテンポ。チャカポコPOPな楽曲に吉野さんのキュートな歌声。6曲目の「WE LOVE YOU」なんか骨抜きにされますね。脱力POP。でも個人的にはもっとパンチが効いてる方が好きかな。他の作品と比べるとメロディがやや弱い気もします。

□Comment …
一応チロリアンテープとしての作品なんですが、正式にはこのCDはチロリアンテープ＆ハー・ナイツの作品です。99年リリース。吉野さん＋野郎ども（笑）がバンドを組んで、つまりチロリンズがバンド形態になって、日本のバンドの曲をカヴァーしてます。

まあオリジナルがいずれもインディーズのバンドなんで、聴き比べが何とも難しいのが残念ですが。しかーし、オリジナルなど知らなくてもゼンゼンOKです。問題ナッシングで楽しめます。どれもこれもパンチの効いた超POPなカヴァーに仕上がってて、聴いててクラクラします。もう比類なきPOPさ。吉野さんのセンスの良さがうかがえます。天晴れ。ギターポップ好きだったら間違いなくいけると思います。

ちなみに当初は「ハクション大魔王のテーマ」も収録される予定だったようですが、諸事情でカットされた模様です（涙）。

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このアルバムはチロリアンテープ・チャプター4としての作品です。99年リリース。チャプター4というのは、チロリンズのライヴ対応型でして、手っ取りばやく言うと「バンド」です。

楽曲の方は今までよりもソウルフルな感じです。思春期から青年期に入ったような(良く分らないですね)。まあ今までが「青臭い」としたら、今回は「土臭い」ってとこですね。そんなイメージです。相変わらずドラムはズンドコ、ギターはジャカジャカ、ベースはブリブリしております。そして歌詞の語呂のよさも相変わらず。歌詞がスルリと耳に入ってきて、知らぬ間に頭の中に居座っているような心地よさ。人によっては古臭いと感じるかもしれないけど、とてもファニーで力強いアルバムだと思います。

僕としては最後の曲“Soul＆Stomp”がお気に入り。何でもイタリアの居酒屋で録音されたそうであります（ホンマかいな）。笑顔度120％の大満足。